雨具の再構築 (ブーツカバー・グローブ編)
雨さえ楽しみに変えたいゼータクなあなたのために・・・ なんつって
イマ思うと
革ジャンなんかよりよっぽど買い換え続けてきたのがブーツカバーかも
出先で靴の中がチャップンチャップンになるコトがかなり煩わしく
乾かすのもメンドーなコトを知る当方にとって必然ではあるものの
使い方(走り方)が雑なのか、様々なタイプを買ってはダメにしてきましたね
モノの性格上、コイツもやはりいずれ買い換えるコトになるかもしれませんが
現時点でかなりベストな選択だったと思ってます
そんなワケで
サイズ感含め、ブーツカバー選びの一助になれば幸いっす
GOLDWIN GSM18007 コンパクトブーツカバー
ブーツカバーのオハナシでいきなりエンジニアブーツ登場ですが(汗)
サイズ感を知る上で大切な情報だと思うんでご了承くださいな
検体となるブーツは、RED WINGのエンジニアブーツ(2268)でサイズが8(26.0)ワイズ(脚幅)Dのド定番な一足です
同サイズならフツーのライディングブーツより外寸は大きいカモね
どーでもいーですが
18のコロにバンドマン目線?で入手した作業用安全靴が当時のブーツ(笑)で
カッコつけてガニ股で停車中、マッフンマッフンとクルマに足先を踏まれたコトがあってね
青ざめてクルマから出てきた方をヨソに、あ~踏んだなぁ・・・ 的鈍感オトコの当方(笑)
このケーケンから
基本的に靴はエンジニアブーツのみ(笑)
だもんで、飛行機に乗るときは金属探知段階で必ず靴を脱がされるよね(涙)
ハナシを戻して
今回の選択でまず考えたのが、どこのメーカーであれサイズについてどーするか
コレまではとりあえずLサイズならどーにでもなるでしょ?ってな具合
しかしながら、先日の 夏至ツーリング中、 サイズの大きさがずーっと気になってました
特にシフトアップをする際、ペダルを押し上げるチカラがサイズの大きさゆえ、ヨコに逃げていく感じ
ましてこの日は積極的?に雨天走行を楽しんでいただけになおさらで(笑)
走りながら、絶対近々買い換える!って決心したのだ
だもんで、今回のサイズはM 上記したブーツでのフィット感は上写真のとーり
底布の設定は少々小さめですが(右写真)、全体で見るとそうキッチキチでもなくて
着脱で苦労するほどの窮屈さもなく、かといってブカブカでもないゼツミョーなサイズ
靴底の大きくないライディングブーツとかだともう少しゆったりするカモね
ちなみにコイツ(GSM18007)はMとLの設定のみ・・・ ざっくりしてるなぁ・・・
色は黒の他にガンメタル(濃い目のグレーかな)もあるよーです
もうひとつの検討材料が丈の長さ
これまではとりあえずロングタイプのを購入してきましたが
考えてみるとブーツカバーは常にレインウェア(パンツ)で包んじゃうんで(当方の場合ね)
別に長くなくてもいーのではないかと
だもんで、今回はショート丈のタイプでいくことに
ちなみにロングタイプ(GSM18006)ってのも2色展開であるよーです
で、実際に装着してみると丈は写真のとーりで
ロングブーツながら9割以上は覆える状態になるから、パンツをブーツアウトすれば問題ナイかと
上部にズリ落ち防止のドローコード(左写真)が付いてますが
見てのとーりちょうどのサイズなんで、ドローコードはウチの場合不要カモ
また、詳細は下記しますがショート丈になることで小さく収納できるのもかなり魅力
旅先で使わないトキは小さくなった方がいいもんね
ココからはGSM18007の各部について
まずは土踏まずを締めるアジャストテープ部(左写真)
靴底に巻きつけて上部のマジクロで固定することでブーツとの密着度が高まります
まぁ 大体この手のブーツカバーには付いてるよね
ただ、写真のとーり縫い付け位置がやや前付きなんで、近々ミシンで縫い直すつもりっす
背面には上下にドットボタンと固定用マジクロが内側にアリ(下記参照)
また、リフレクター的意味合いで再帰反射テープ(3M Scotchlite)がかかと付近にアリ
後続車の視認性向上に一役買ってるよーです
カバーの主な素材はナイロン(210Dナイロン・PVCコーティング)で、まぁ一般的なトコロかなぁ
タフタカーボナイトみたいな生地だと更にウヒヒとなりますが
値段を思うと文句ナシっすね
インステップ側には擦れに強いコーデュラ生地を重ねてます(右写真)
足先の底も同じコーデュラだね
また、写真にはナイけど(冒頭の写真に写ってます)
左足(シフトチェンジ側)にはガードも付きますが、少しチャチいかな
個人的にはココもコーデュラの方が好みカモ(見た目・操作感共に)
最後はコイツの収納性
商品名のとーり、イマまで使ってきたブーツカバーの中でもなかなかのコンパクトっぷり
付属するスタックサック(袋)はメッシュ地で、濡れたままでもとりあえず収納しやすい反面
他のモノに水気が移るっていう意味では場合によって不都合カモ
スタックサックのサイズは170×200mmで、収納時もそうかさばらないから
レインウェアと一緒の袋に収まりそうです(近々検証予定)
それよかメーカーwebサイトのイメージ写真より
袋素材のメッシュの粗さがちょい気に入りません
ゴールドウィン製品で時々出くわす バージョンダウン・・・ か?
ココのメーカー、同じモノなら初期モデルがイチバンっていうのが当方の印象
あくまで超個人的実感ですけどね・・・
って言うワリにかなりゴールドウィンには投資してるカモ(笑)
参考までにコレまで使ってきたブーツカバーと比較してみます
モノはラフ&ロードの少し古いタイプで基本的な作りはGSM18007と共通してるね
今回も同社の新型が候補になったんだけど、滑りにくいゴム底ってのが過去のケーケン上好みじゃなかったのと
それゆえ収納がコンパクトながら箱型になるのが気になりパス
今回はなるべく平たく収納できるよーにしたかったのだ
当方所有のコイツはLサイズで、ご覧のとーりのゆったりサイズ
オフロードブーツとかならこの大きさは必然だろーけど
シフトワークにこだわるならMにすべきだったと今更ながら反省
今回導入したショートタイプ(約26cm)と比べてラフ&ロードものはほぼ10cm長い36cm
すっぽり包まれる安心感っていう意味ではロングタイプも捨て難いモノがあります
両者でイチバン違うのが背面の状況(右写真)で
完全にオープンできるGSM18007に対してラフ&ロードものは端部が縫い付けてあり
装着にあたっては 履く 手順となります
こう書くとラフ&ロードものが不便に感じますが
つま先を挿し込み、かかとを引っ掛ければとりあえず 履けた 状態になるんで
路上で急遽装着!なんて場合に案外便利なんだよね
ただ、新参モノのGSM18007でも、下のホックをあらかじめ留めておけば同様なコトが可能だから
色んな状況に対応できるって意味では優秀かなぁと(脱ぎやすいしね)
新型のラフ&ロードものがどうなのかは分かりませんが
ウチの旧モデルは生地感だけで言うとGSM18007より高質感なんだよね(裏表2重生地)
あと、過剰なくらいに背面の固定はしっかりしてまして
ジップアップしてからマジクロで固定っていう念の入れ様(GSM18007はマジクロ&ホックのみ)
まぁ コレらの理由によって、かさばるんだけどね(笑)
願わくばこの仕様のままMサイズでショート丈だったら・・・ GSM18007買ってなかったカモ
ラフ&ロードものはいつものNinja君にあげるつもりなんだけど
この記事をカレが読んだら、おそらくジャストサイズの何がしを買うハズ(笑)
だもんで、コイツは相棒プレゼンツの滅多に履かないオフロードブーツ用にでもするか
知り合いの方でガリバー足のヒトがいたら差し上げるとします
もし単車で長旅に出るなら、しかもブーツが防水タイプじゃないなら
ブーツカバーはゼッタイあった方がいいと思います
靴がビッショビショってだけで、かなりヤル気が失せます(笑)
まぁ そこをあえて ビッショビショ にしてしまった方が
実のトコロ 想い出 にはなるんだけどね
全てはアナタの思い描く 旅のイメージ でご自由に(笑)
使うほどに お気に入り度 が高くなってます!
お次はグローブのオハナシ
実はコイツを手にするにあたり
その目的がまったく違い、春と秋用にウィンターグローブほどゴワゴワしないヤツ!
ってコトで試着の末に入手したんだけどね
今年のシーズン初めからその使い勝手にすっかりお気に入りとなってました
一見、紳士物の手袋に見えなくもない外観ですが(笑)
ともすればマジンガーZ(古?)みたいな手にもなりかねないプロテクター三昧のグローブよりかは
小ざっぱりしていて意外とクール(超個人的印象です・・・)
まぁ つい10年くらい前までは
ハンマーグローブ改(手首延長)やハンマーグローブガントレットなんかを好んで使ってたと思うと
オレ、やっぱり歳とったんだね(笑)
GOLDWIN webサイトの商品写真が少々ヤボったくてスルーされがちかもしれませんが
実物はなかなか アリ っすよ
そうそう 見た目のハナシじゃなくてね
コイツ、防水レザーグローブなんだよね! 購入1ヶ月後に知ったんだけど・・・(笑)
だもんで、早速雨旅のお供として使ってみました
コレ、かなりイイっす!
GOLDWIN GSM16101 Gベクターレザーグローブ
防寒っていう意味では 気はココロ 程度の性能なんだけど
いわゆるウィンターグローブの類にある ゴワゴワ感 からくる操作性の鈍化が少なくて
サマーグローブよりは暖かくてウィンターグローブよりかは軽快な操作性っていうイメージかな
実際コチラ(北海道)では一般的に通年でバイクに乗れるワケじゃないから
冬用ほど防寒に特化しない春秋仕様なんてのがあると案外売れると思うんだけど
意外とそこのラインナップって抜け落ちてるよなぁってのが個人的実感
そういった意味で、そのカテゴリに近いグローブかも
サイズ感は、普段Lサイズで少し指先が余る程度の当方ですが
コイツは外側を通常のLサイズでインナー生地を足した感じなのか、ワリとピッタリ目
だもんで、必ず試着してみた方がいいっすね でもLの上はOしかないから、大きい手のヒトはNGカモ
表素材は防水加工ゴートレザー(山羊革)でしなやかっすね
ウチのは念を入れてラナパーで一手間加えてます
掌側にはアンチバイブレーションフォーム(右写真)が入っていて、車体の振動を軽減してくれます
コレ、プニプニしていて触り心地いいっす(笑)
縫製は一般的なガンカット&ケージ縫い
余談ですが、ガンカットっていうワリにこの縫製技術は日本人が発明者だよね
ハナシを戻して
この縫製は好みが分かれるトコロかもね
握りっていう動作を重んじれば俄然ガンカットが秀逸
ただ、指と指の間に縫い目が付いて回るんで 引っ掛かる感 を感じる方もいるかと
外側もさることながら、やはり特筆すべきは内部の作りで
雨水が毛細管現象で内部に伝わらないよーに、ナイロン生地は途中までで
手が触れる範囲はメッシュ地 掌側は全体をトリニティフィットとかいう接着方法で表革含めて一体化してるから
操作時に気になる 内と外のズレ がほぼ解消されてると言い切れます
レイングローブってココがケッコウ重要なんだよね
メッシュの内側に防水・透湿性素材が貼られていて(G vector)
水気のシャットアウトと湿度の放出を担ってるよーです(初期耐水圧10,000mm以上、透湿性6,000g/m2・24h)
実際に雨の中を走って便利だったのが左人差し指の縫い目で
シールドに付いた水滴を掃うワイパー代わりにケッコウ使えるのだ
だもんで、ココには革の保護剤(ラナパー等)は塗ってません シールドがギラついちゃうからね
コイツのちょい気に入らないトコロ(右写真)
アンチバイブレーションのロゴがご丁寧に刻印されてるんだけど
グローブの雰囲気に合ってる気がしません・・・
まぁ 黙って使ってろってハナシなんですが・・・
GOLDWINのロゴマーク自体はスキなんだけど、モノに対するバランスがちょい気に入らない
ブーツカバーに入ってる感じもブランドイメージからすると雑だなぁ
グローブに至っては使ってる刺繍糸の白が気に入らない(笑)
だもんで、いつもの染めQで白をグレーにしてと・・・
えぇ 自己満足です(笑)
見ようによっては
往年のMXグローブにも通じる空気も個人的には感じるコイツ
先日の長距離ツーリングで早速使ってみたトコロ
雨の中で革グローブを使うっていう不思議な感覚と同時に
操作感が晴天時と同等っていうヨロコビに包まれましたね
表面の水分は弾かれるというよりは染み込んでいく感じなんだけど
それが直接手には及ばないっていう不思議・・・
さすがに水分をたんまりと吸い込むと 重み は若干感じましたが
結局最後まで手は濡れず、操作感も快適なままでしたね
耐久性の良し悪しはコレからの検証となるけど
旅のお供として、長い付き合いになりそーな予感がプンプンするグローブっすね
触れる機会があればゼヒ一度!