docomo M702is 外装交換

覚悟があれば、なんとかやれるカモ

M702is完成

さ~ていよいよやりますか!
と、モックの分解ページの最後を締めくくっていたものの
今年は何やらイロイロやることがあり、すっかり後回しになってました
で、よーやく完成となったんで、やってみて感じたコトを書いてみます
初チャレンジだとすると、壊す覚悟があるならどーにかやれると思いますが
相手は精密機械っす そこをよーく考えて挑むコトをオススメします
ま 自分も初チャレンジだったんだけどね(笑)

撮影を忘れ、春には出来上がっていたメイン機

M702is_BLACK

後回しにしていたのは外装のフルチェンジパターンで、現在メインで使ってるコイツは、プロダクトレッドモデルをベースにフルブラックを目指したライトチェンジモノ メイン基盤付近は分解の必要があるけど、ディスプレイやキー部分等はそのまま使ってるから比較的簡単にコトが進んでしまい、撮影を思い出したコロには完成してたのだ(汗) 交換したのはアゴ部分の黒パーツ(国内モデルの黒と同じモノ)、バッテリーカバー(3(スリー)社で扱ってた黒)、トップカバー(ココだけを売ってたオークションモノのヘアラインバージョン黒)
中ネタはプロダクトレッドが黒いから触ってません アゴ部分はT5とT6(違う場合アリ)のトルクスとコジアケがあればバラせました あ 万が一を考えてカラダの静電気除去は忘れずに トップカバーはT5とコジアケでいけました が、交換したヘアライン仕様のカバーが合わせ部分でわずかにカタチが違い、少し削る必要がありましたね バッテリーカバーは黒とはいえツヤが違うよーで、写真のとーりチグハグな見映えになりました ココはドコモのがイチバンしっくりくるかもね

今回バラすことになったスペア機

今回の検体

メイン基盤が生きていた初代のM702isを生き返らせるべく、基盤以外のボディ(V3XX)を入手し、そこにメイン基盤を移植したモノです V3XXなんでインカメラがなく、キーパッドにも日本語表記がないっす で、外装がくたびれてたから国内仕様の黒外装を付けてます とりあえずこの状態で使えなくはないんだけど、せっかく外装キットを入手したからにはチャレンジしてみよーかなぁってところですっかり止まってましたね (失礼) 
というのも、フレームがメッキってのが思いの外悪くなくて、わざわざバラさなくてもなぁっていう気分になったのも事実 オマケに外装キットのフレームは濃い目のガンメタなんだけど、仕上がりが悪くて全周に渡り磨き上げてツヤを出さないと使う気にならないって状態だったもんだから、組み換え以前のひと手間がメンドーってのも原因カモ

いずれにしても組み立て以外の加工等が、大なり小なり必要ってのは間違いないっすね それらを確実にこなした先にのみ納得のいく仕上がりがあるのではないかと

何はともあれやってみます

メイン基盤

それじゃできるとこからチャッチャといきます メイン基盤周りの分解は、他の方がイロイロわかりやすく工程を紹介してるから省略しますが、ココでつまずいちゃう感じならムリしない方がいーです 難易度はさほど高くはないんだけど、小さい部品が多いから、以前紹介したコジアケ以外にも色んな道具の手助けがいるしね

基盤等が外れたら、ベースプレートに残っているパーツを新規ベースプレートに移植していきます 下写真右が新規のモノで、赤矢印で指し示してるのが移植したパーツ 部品名はテキトーですが、矢印左からまずはマイク部分を覆うメッシュ、ベースプレートに開いてる穴を塞ぐグロメット的パーツ、SIMカードを抑える金属プレート、何らかの導通を目的にしてるハズの金色パーツ2個(ネジと共締め) 個人的に難しかったのは、SIMカードを抑えるプレートの取り外しかな 各方面にツメで固定されてるんだけど、無理やりコジらず収まりをじっくり検証してからチカラのかけどころを探るといーっすね

赤外線ポート

基盤を組み込む前に、ウチの作業的に目玉?かもしれない部分、赤外線ポートの新設に取りかかります 上写真左がドコモ仕様で、矢印部分を比較すると外装キットのベースには赤外線ポートのメクラ蓋が挿し込まれるスペースがありません 海外仕様のM702is(V3XX)は赤外線ポートがナイってのが基本みたいだね とはいえ基盤がドコモでせっかくの機能が使えないままってのも何なんで、メクラ蓋が仕込めそうなカタチに形状を整えることに 
ココで使うメクラ蓋はモックに使われていたモノで、実機に付いてるモノと見えない部分で若干形状が違います なので位置関係は守りつつ、モックパーツの逃げを考慮しながら慎重に削っていきました ベースプレートにムリがかかりそうなトコロは、モックパーツ側を削ったりしつつ最終的にツライチになるよう、両方のパーツが馴染むまで加工しましたね コレね、キレイに収めようと思うとケッコウ難しいっす ウチのも自分なりにがんばってはみたけど、意地悪な目で見れば手作業だってバレちゃうなぁ・・・

メクラ蓋

あーでもないこーでもないでなんとかメクラ蓋を仕込みました 固定は瞬間接着材で肉盛り的に周囲を囲みました 赤外線部分のパーツへの干渉は避けられてます 後に赤外線の動作は問題なく使えたってのを確認しましたが、そもそもこうなってないと使えないのかなぁ・・・ 例えば外からは穴が見えないとしても、内部の肉厚を削いで薄くしておけば赤外線が通る気がしなくもないねぇ ガッチリ削る前に確認しておけばヨカッタ
もしそれで使えるなら見映えもスッキリするし、見える部分に刃物が触れないから手加工感?も残らないからね 下写真を見るとやっぱり手加工感は残るね ココから更にビミョーな面取りと、同色のガンメタを加工エッジに塗れば実機並みに自然な感じになりそうではあるんだけど・・・ とりあえずコレでいーや
メイン機が壊れてコイツの出番がやってきたトキにでもやろうかなぁ

メイン基盤の完成





メクラ蓋が出来たら、メイン基盤とその他モロモロを仕込んでいき、とりあえず完成! 上写真が赤外線部分とメクラ蓋のクリアランス具合っす

キーパッド

次にやったのがキーパッド撤去 コレは内側から見るとツメで固定されてるから、ツメを起こしてまずは上側を押し出し、最後にキーパッド下部のゴムベロを抜き取るって感じかな キーパッドが外れるとキーパッドの基盤(白にオレンジの楕円が付いた部品)が見えます コレは本体に両面テープ(クッション入り)で固定されてるから、慎重に剥がしていきます とはいえ両方にテープカスが残るんで、とりあえず基盤側をキレイにしてから薄口の両面テープを貼り直し、移植する本体に基盤を貼り付けました 
キーパッドは何種類か持っていてどれでいくかで悩みましたが、メインで黒を使い続けると、意外とヘアラインのシルバーが新鮮に見えたんで、海外仕様のシルバーでいくことに コレは外装キットに含まれてたパーツです 組み付け手順は先ほどの分解手順と逆 キーパッドを挿し込み、内側のツメを折りこんで固定します

ディスプレイ

お次はメインディスプレイの撤去 トップカバーを外せばすぐアクセスできます 本体には両面テープで貼り付いてるだけみたいなんだけど、剥がすきっかけ作りは慎重に 
まずはハーネス類のカプラを外して、部品単体の状態にしておいてから指あるいはコジアケがひっかかりそうなポイントを探してみます 見つけたらそこから上に持ち上げるチカラをわずかにかけつつ、別ポイントから更にチカラをかけ、更に・・・といった具合に一点からのチカラで剥がすんじゃなくて、チカラを分散させつつ全体を押し上げるキモチでいくといーかも コレ壊しちゃうと終了だから、くれぐれも慎重に
チリ・ホコリが付くとメンドーなんで、取り外した後はすぐに新規本体へ移植しました 外装キット側にちゃんと両面テープが貼られていたんで移植自体はカンタンでした

下写真を見ると自分の手癖にハっとします 昔っから集中(夢中)モードになると作業スペースをどんどん小さくする傾向アリ テーブル幅は2500mmもあるのに・・・

その他のパーツ

ハナシが前後しちゃいますが、カメラレンズのパーツ(上写真)はディスプレイとカプラで接続されてるんだけど、本体には挿しこまれているだけで固定はされてません ベージュ部分がゴムっぽい素材で、本体にムギュっと仕込まれてる感じ だもんで、メインディスプレイを外す前にコイツの撤去をしておいた方がいーかな

大まかなパーツを撤去後、残ったパーツはないかと探してみると、下写真矢印のトコにマグネット的なパーツ発見 取り外してみるとネオジウムばりにケッコウ強力な磁石っす 上写真の新規本体にコイツが収まる穴がちゃんとあるんで、コレも移植
ってか携帯の機能的にコイツの役割って何なんだろーね? コドモのコロ磁石をテレビに近づけちゃダメ!とか言われて、ダメと言われればやるのがコドモ なんか7色の筋っぽいのが画面に出ちゃってしこたま叱られた経験があるんだけど、ディスプレイのそばにこんな強力な磁石があるといらぬ心配をしてしまいます

ヒンジ」01

外装の総とっかえとなると、ヒンジ部分も触らないワケにはいきません バッテリーカバーを外すと見えるヒンジ部分のネジ コイツをとりあえず外すと、ヒンジを目隠ししているメッキパーツが外れます ストラップホールの付いてない側はメッキパーツが外れるコトでヒンジもフリーとなりますが、逆側はひとつ下の写真にあるラッチ機構が仕込んであり、そのままだと外れません とりあえず本体の上下を分割する必要があるんで(配線を取り出すため)、このラッチ機構を解除します 中央の白いI状の部分はスプリングが仕込んであり、押し込むコトができます ココを押し込んだままヒンジをずらせば上下が分割できます とりあえずコレで配線も取り外せるんだけど、新規本体にこのラッチも移植しなくちゃいけません コレはどーなってるかでけっこう悩んだね おそらくラッチのユニットが圧入されてるんだろうっていう仮説を立てて、下写真矢印の穴に冶具棒を挿してコンコンやってみるも微動だにしない感じ・・・

ラッチ機構

その後思いつく限り色んなモノで押し付けてみたんだけど、根本的にチカラ具合が足りなかったようです とはいえ打撃系は周囲のパーツを破壊しかねないし・・・ 
で、ひとつ上の写真(赤矢印)部分に金属の棒を挿し、グーっと押し込んだらポロっと外れた!(ヤッタ!) 仮説通り、どうやら圧入されてるだけで、何かツメ的なもので引っ掛かってる感じじゃなかったです この外装交換作業の中でイチバンチカラを使うポイントかも チカラがかかる分、周辺パーツを破壊しかねないから、周囲をフォローする状況を作ってから作業した方がいいね
ラッチユニットが外せたら、新規本体に再び圧入します コレもなかなかチカラが必要なポイント ラッチユニットの外周(金属)部分にチカラをかけるように四方から少しずつ押し込んでいくといーです コイツがあることでケータイがカチンカチンと開閉するんだねぇ
小さいながらもよく出来た部品だなぁと しばしユニットに見とれたっす バラして中が見てみたかったケド、間違いなく破壊するから自粛しました(笑)

上下の連結





ラッチユニットの移植ができたら、配線を通してヒンジを組み立てていき、上下のボディを接続します ココまでくれば作業も佳境です イマ一度バラした本体を眺めて移植忘れがないかをチェックしておくのをオススメしておきます 

完成まであとチョット

最後はメイン基盤・トップカバー・ナンバリングされたステッカーシート・バッテリー・バッテリーカバー・カメラを隠すプレート(キット付属)を取り付ければ完成!
 
手順は必ずしもこのとーりでないかもしれないけど、手戻りはなかったんでおおよそ合ってるのではないかと 完成後、おそるおそる電源を投入 問題なく起動!使い勝手も問題ナシ! とはいえこの作業はケッコウ神経使いますよ 日常的にこういった精密機械を触ってる方には楽勝レベルだけど(パーツ構成がコンポーネント化されてるから理解できれば単純)、どれひとつとっても小さいパーツばかりなんで、チカラ加減が最初はよくわかりませんでした 無事完成にこぎつけたのはいくつかラッキーがあってのことかもしれません だもんで、誰にでもできる!なんてとても言えないんで、くれぐれもやるからには覚悟と環境を整えて挑むコトを強くオススメします モチロン自己責任でね 

NEW_M702is

そんなワケで完成の具合を何枚か発表!
トップカバーを留めてるネジのメクラゴムと聞き取り口のMパーツはモックから流用しました
キーパッドはシンプルでカッコイイけど
iモードってどこだっけ?っていう迷いアリ(笑)

背面

この色(ダークグレーメタリック)に関しては
金属パーツとプラスチックパーツで色がケッコウ違います
こういったキットならではのコトかと思ったケド
海外から入手した部品取りの実機(V3XX)を見るとやはり同様の違いがありますね

全体

この写真を見て気付いたんだけど
バッテリーカバーの引っ掛かりが浅いよーで、写真のように浮いてきます
だもんで、金具の位置を微調整して症状を解消しました

自分だけの一台って意味で外装交換は魅力的ではあるものの
それなりにリスクがあるなぁってのが終わってみての実感かな
販売終了して久しいモデルゆえ
ただ使ってるだけでも十分に他人とカブらない気がするから(笑)
程度のいいドコモ純正モノを愛でるってのもいいんじゃないかと
ま 分解は楽しーけどね(笑)

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