Vmax PC-racing FLO オイルフィルター (PCS1)の装着

同じ単車に乗り続けるヒトには アリ かも

FLO PCS1

海外のサイトを彷徨っていて、たまたま見つけたヘンテコなフィルター
ずいぶんと過剰装飾なフィルターだなぁと思ったら
再使用可能な上、通常のフィルターよか高性能云々・・・
非常に気になる・・・ でも、見た通りで決してお安くはナイぞ
よくよく調べると日本でも取り扱いがちゃんとあって、使ってる方もケッコウいるよーですね
ってか、車両の購入ではちょくちょく世話になってるショップで扱ってるじゃん、コレ!
だもんで、早速モノを見学に行くワケだけど
展示サンプルなら値引きますとの誘惑に負け、人柱確定っす(笑)
ま そのおかげで海外から入手するのとほぼ同額にはなったから
結果オーライってコトで・・・ そんなコトないか?
はてさてコイツはどんなモンでしょうかねぇ

PC-racing FLO オイルフィルター(PCS1)

PCS1

PC-racingなる海外のパーツメーカー製で、こういったオイル類のパーツや
ヘルメットに装着するアタッチメントモヒカン?みたいなパーツや (これで一気に信頼性が下降しましたが・・・(笑))
MOTOMINDERなるエンジンの稼動時間を管理するメーター(少し気になる)などなど
大物ではなく小物でピンポイントな商品展開をしているブランドのよーです
その中でコイツはかなりマジメ?に作られたパーツと思われ、日本でも取り扱いが増えてきてるみたいっす
こういった機能パーツの類において、Vmaxってケッコウ対象車種から外れがちなんだけども
コイツに関しては珍しくエントリーされてたってのも購入動機に弾みをつけたカモ
とはいえ対象車種の範囲はケッコウ限られ、Ninja君は残念ながら対応外・・・ コレは意外
Vmaxもカートリッジ式になってからのタイプ('96以降)のみの対応っすね
あ 当方のよーな外付けタイプだけじゃなくて、車種は限られますが
フィルターのみのタイプもあるよーです(トーゼンそっちの方が安いっすね)

外観01

日本ではガンメタルグレーとして扱われている外観色は
手にしてみるとやや青緑(ホントにちょっとだけ)を帯びたクリアアルマイトっていう印象かな
当方が調べていた段階で、この品番のヤツだと色のセレクトはできなくて
ハーレー等に対応したモノだとブラックもあるよーですが
入手したショップによると、プラス2000円でカラーオーダーも可能とのこと
色はいわゆるカラーアルマイトを網羅していてブラックもトーゼンあり
でも想像するに、ある程度のオーダー数が貯まってから加工する気もするんで
カラーオーダーは手にするまで少し時間が掛かるかもね
仕上げは写真のとーりで、細かいコトにうるさい?日本人の目で見ても丁寧に作られており
削り出しの精度と仕立てを思えば、価格値はあると言っていーかな
取り付け及び取り外しでは、17mmのレンチ、もしくは外周にあるガタガタを利用して
フィルターレンチでもいけるのかなぁ? ちなみにVmax対応のフィルターレンチはハマりませんね
17mmの突起部にはワイアリング用の穴もあるんで、せっかくだから活用したいね

外観02

胴体にはシリンダーフィン的凹凸があり、多少なりともオイルの冷却に寄与してくれるのかな?
どのくらいの頻度で交換すべきかは迷いますが、右写真のシールリング(Z-064)だけは定期的な交換が必要でしょうね
他が半永久的に使い続けられるだけに、このパーツの継続的な供給が肝になりそうですねぇ・・・
新品時にはスペア含めて計2個のシールリングが付属します
まぁ いよいよ入手困難になったら、耐熱・耐油のゴムシートから切り出せばいーかぁ

外観は少し目立っちゃうけどしばらくこのまま使ってみて
場所柄、アルマイトだとそれなりに傷つくのは間違いないから、それを見計らってのガンコートでしょ!

内部フィルター01

見た目はさておき、コイツ最大の 売り となるのがフィルター部でしょうね
コチラも側はアルミの削り出しで堅牢な仕立てだと思います
先端にはスプリングを利かせた状態の鉄球(ステン球?)が収まっているんだけど
コイツの役割を手にしてからずーっと考えてます・・・ 油圧の逃げかぁ?
※ 後々調べたトコロ、オイルフィルターにはたいてい付いてるリリーフバルブってヤツで
フィルターが目詰まりしてオイルの循環が滞るのを防止するためにあるエマージェンシー機能みたいっす
つまり、ココをオイルが通るってことは、ろ過されてはいないんだけど
オイルそのものが循環しないよりかはマシっていう意味かなぁと

当方の対応品番であるPCS1は、フィルターの取り付け穴のボルト径がM20×P1.5
参考までに他品番だと(PCS2-M20×P1.0 PCS4-3/4"UNF PCS5-M16×P1.5)
あ ボルト穴横の丸いトコはネオジウム磁石で、鉄粉の吸着を担ってるらしいっす(右写真)

フィルターメッシュ部

でもって肝心要のフィルター部
当方のインチキマクロレンズを駆使して撮影したのが右写真・・・ コレが限界でした・・・
編込みのメッシュではなく、304ステンレスをレーザーで打ち抜いたメッシュシートらしく
95ミクロン程度のダストを除去できる通常のフィルターに対して、35ミクロン程度のダストも取り除けるらしいのだ
また、流入抵抗が小さいため、通常の7倍以上の流量が確保できてるっていうのがメーカーの説明
それゆえオイルポンプへの負荷が減り、パワーロスを低減させるそーな ホントか?
まぁ レーサー含めて様々な実績もあるよーなんで
効果のほどを半分と考えても、単なるニッチな製品でもナイかなぁと
性能はモチロンなんだけど
個人でオイル交換をしていると、常々使用済みオイルフィルターの処理で悩むんだよね
可能な限りオイルを抜いてから・・・ 不燃ゴミ? ではなく
個人だとコチラでは産廃収集業者に処理を依頼しなくちゃいけないのだ・・・
まぁ 有償でも行きつけのオートバイショップなんかに引き取ってもらうのが現実的だとは思うんだけど
コイツを使うことで、少なくともその悩みからは解放されるよね
環境を思うとエコロジー・・・ でも懐には・・・ちょいイタいね(笑)

組み付け

カバーとフィルターの勘合は上写真のとーりで、カバーの底に取り外し可のスプリングを敷いてから
フィルター本体を左写真のよーに切り欠き位置を合わせつつ押し込み
押しきったトコロでクイっと時計回りに回せば、フィルターがカバーに引っ掛かります
で、底のスプリングが利いてるから、勝手に外れてはこないっていう仕組みっすね
この状態になったら、あとは装着まで通常のオイルフィルターと扱いは同じかな
性能云々は、やはり使ってみるしか知る術はナイでしょ!

PCS1_02

それでは装着してみましょーか

PCS1 with Vmax

個人的な趣味で言うと
やはりこの色(質感)のままだと当方の車両にはイマイチ(笑)
あまり目立たせる性格のパーツでもナイとは思うんだけど
素地のビレットパーツ山盛り!っていう単車作りをしてる方なら案外アリなのかな?
何はともあれ装着してみましょうかね

比較01

交換の前に元々付いていたフィルター(べスラ)とカンタンに比較してみます
1~2時間かけてオイルを抜いたべスラのフィルターの重量が左写真
取り付け可の状態でFLOフィルターの重量が右写真
数値上は意外にもFLOが軽かったんだけど、べスラ側もオイルが完全には抜けてナイはずだから
両者の重量差はあまり気にするほどのコトではナイのかもね
気になる方は新品のべスラを計測してみてくださいな

比較02

重さよりは接続座面のサイズ等々の方が気になりましたが
対応してるだけのことはあって外径はべスラとほぼ一緒(採寸するの忘れた・・・)
全高は右写真のとーりで、先端の突起分背が高くなるかな そうとはいえ
他パーツとの干渉は場所柄あまり発生しないのではないかと ま 装着してるパーツにもよるかぁ

装着01

比較が済んだらチャッチャと交換します
通常のフィルター交換と一緒だから、取り立てて難しいコトはナイんだけど
シールリングのリップには一応使うオイルを塗布しておきました
車体側の座面に対してFLOフィルターの収まりは右写真のとーりで
ハミ出すコトなくピッタリと収まってますね

装着02

装着完了!
ね? なんか浮いてるでしょ(笑) コレが色味の含まれないシルバーだったらまた印象も違うハズなんだけど
陰になるほど先述したビミョーな青緑?が主張してくるのだ
次回オイル交換の際には確実にガンコートのサティンブラック化っすね(笑)
ワイアリングもそのままだと車体側に具合のいい 受け が見当たらなかったのでとりあえずスルー
諸先輩の意見を仰ぎつつ、追加工なりをしてみたいと思います
まぁ このままでもいいっちゃいいんだけどね

PCS1_03

ド正面からの見映えはイマイチなものの
エキパイのスキマかチラっと見える感じはケッコウ好き
まぁでも やっぱり黒だな(笑)

定期的に乗り換える性分の方には無用の長物ですが(高いし・・・)
お気に入りの一台に永く乗ってる方なら、いずれ元もとれるでしょうし
フィルターの買い忘れもなくなるでしょうし(笑)
今回のオイル交換はフィルター換えるかぁ・・・ 的悩みも装着後には不要っす
個人的には
ココでろ過したスラッジ等をカンタンに目視できるってのが魅力だったりするんで
次回オイル交換の際、そのあたりを追記してみたいと思います
乞うご期待!

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