STRAIGHT コイルスプリングコンプレッサー

イマまで持ってなかったのが不思議なくらいに使い倒してます

コイルスプリングコンプレッサー

オーリンズショックユニットのオーバーホールを先日終えたんだけど
追加作業等々の必要性からバネを一度取り外したいなぁと
車体整備好きにもかかわらず、スプリングコンプレッサーのたぐいはコレがお初
以前連れがツインショックをバラしたトキは、自家製のテキトーな工具で切り抜けたんだけど
いかんせん簡便な作りゆえ、バネが傷だらけに・・・ ま 持ち主はまったく気にしてなかったケドね(笑)
今回はそれを踏まえて再び自作ってのも考えたんだけど
買った方が安上がりっぽかったので迷わず購入することに
下準備はしっかりする必要があるけど、なかなか使える工具だと思いますよ

STRAIGHT コイルスプリングコンプレッサー バイク用 19-1295

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ツインショック用として売られてるストレートのスプリングコンプレッサーです
モノショックと比べてバネが細いツインショックに的を絞った機能なのかな?
作りは安価ながらなかなか良好で、ハードケースも付属しますね
見てのとーり2本1組の構成で、ひとつのスプリングを縮めるワケですが
心配性の方はコイツを2セット用意し、3本で縮めてるヒトもいましたね
はてさてウチの場合はどーなることやら・・・

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使い勝手は後ほどとして、まずは各部を眺めていきます
重要なツメ部分は写真のとーりで、傷防止目的のプラスチックカバーが実装されてます
また、ツメ自体が薄型なのはバネのピッチが細かくても使えるって意味でいい点だね
ココのプラスチックパーツは予備が1セット付属します
使用時、割れた場合に交換できるよーにとの配慮 スバラシイ

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バネを締めつけるには2種類の方法があります
6角外周にレンチをかけるなら17mmのメガネで、角穴を使うなら3/8sq(9.5mm)のラチェット等でって感じ
試しに17mmのギアレンチも使ってみたんだけど、案外ギアレンチってアタマがでかくて
作業中、スプリングにアタリがち 傷が付く雰囲気アリアリなんで、ウチ的にはナシだなぁ
ラチェットを使う場合、タイプに関わらず小型ヘッドのがいーかも
標準的な俵型とやや小ぶりな俵型ヘッド(写真のヤツ)とを使い分けてみると
やはり大きいヤツはサス本体にぶつかりがちだし、作業性にも多少影響ありそうだなぁ

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手にしてすぐにその使い勝手をテストしてみたんだけど
親切設計のツメは確かに傷つきにくいものの、締め込み度合いが強くなるに従ってヨコ滑りする傾向アリ
斜めに走るバネに対して、水平にツメが乗るワケだから仕方ない部分ではあるんだけど
コレを嫌って先述した3本使いってなるのかもしれないね
で、何か処方箋はナイものかと少し考えてみたトコロ
単純にゴム板を貼ればいけるんじゃないかってコトで1mm厚のゴムを貼ってみることに
どーせならツメ全体を覆った方がより傷付きリスクも減るのでは?と思い
上写真のよーな状態で仕立ててみました
結論としては、コレ大成功! いくら締めこんでいってもヨコ滑りする気配ナシ!
ひとつミスったのは
接着を瞬間接着剤としたんだけど、コレは間違えでしたね
ココのゴム板には相当のチカラがかかるため、数回の使用でちぎれちゃうのだ
そのため、いざ貼り直そうとするとケッコウやっかいなワケ
だもんで、ココは両面テープみたいなので貼り付けるのがベストっすね
貼り方は間違えましたが(汗)
この仕様なら、2本使いでもまったく問題ナシってのが当方の結論っす

ちょいと使ってみましょーか

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コレはケーケンしてみてのことなんだけど
作業するにあたり、何らかの方法でショック自体を固定すべきではないかと
バネの締め込みが強くなるに従いバネ自体の長さが縮まるため、バネと本体がバラバラに動こうとするんです
だから本体を保持しつつバネを抑えつつ工具もズレないよう締めこんでいく・・・ってカッコウになり
計算上ウデが一本足りなくなる状況に・・・(笑)
それゆえ強引な作業状況になる為、何かと不便で危なっかしいと感じたのだ
だもんで、業務使いの首振りバイス(マルチアングルバイス DC75)ってのがあるんでコイツを活用
足りない一本分のウデ代わりってコトっす
このバイス、アルミ仕立てだから重作業向きではないものの、模型制作等にはうってつけの仕様っす
締め付け部分には樹脂パーツも付いてるから傷の心配もナイしね

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もうひとつケーケン上のアドバイスをすると
当初、左写真のよーに工具の長さを意識した状態でバネに引っ掛けてたんだけど
コレはどーやら間違い 上側のツメが本体シリンダーにジャマされ、しっかり引っ掛からないのだな
それでも最初は問題なく使えたんだけど、数回使っていて引っ掛かりが外れる!って事態に遭遇
コレは状況によってはケッコウ危険 外れる直前にバネとスペーサーの間にもし指があったら・・・
よくよく考えると何てことはナイ、シリンダー下のロッド間でツメを挿せばヨカッタのだ(右写真)
このアタリのカンケー性はショックによってまちまちだとは思うんだけど
使い始める前にじっくり検討すべき点っすね

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締め込む際はトーゼンながら2本均等にってのがゼッタイ
でもって左写真くらい締め込むと、ショック下側のバネストッパー的C型のパーツが外れるよーになるんで
コイツを抜き取れば晴れてバネの取り外し成功!となるのだ

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バネ取り外しの目的は写真のとーりで、シリンダー部の磨き&プリロードアジャスターのペイント
オーバーホール後でもシリンダーは左写真上側の状態で、汚れはナイものの美観はよろしくありません
だもんで、ココをせっせと磨いたのが下側の状態 バネが付いてるとなかなかできないからね
右写真のプリロードアジャスターユニットを巡り、オーバーホールしたショップに軽くイラだちました(笑)
旧型に付くこのアジャスターって
便利ではあるんだけど弱点もあり、異物の噛み込みやオイル抜け等々の理由で
正常に作動しなくなるコトがまれにあるのだ
そのせいか現行モノは旧来型のフックレンチを使ったアジャスターに戻ってるよね
とはいえオーバーホールに出せばトーゼン整備されるべき部位のハズなんだけど・・・
マジメに仕事していただきたい(怒)
一応再整備の申し出はあったんで実名は控えますが
それまで依頼していたカロッツェリアではこんなコトなかったからなぁ

少しハナシが脱線しましたが、このイラだちを負のままにすべきではナイ!
ってのがこの工具導入の大きな理由っす(笑)

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知識が豊富な方だと
オーバーホールそのものまで自分でやってしまう強者もいるよーですが(スゲー)
当方、バネを外せたコトだけで十分ゴキゲンだったりします
また、バラしたコトでオーリンズの隠れた機能も発見できたりしたんで
負エネルギーの打破?&知識的収穫&美観の向上が達成できましたよ(笑)
とはいえお初な工具ゆえ、まだ未開の使い勝手があるのかもしれません
諸先輩方で何かご存知の方がいればアドバイスください!

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