SIMPSON RX-10
SIMPSON SPEEDWAY RX-10 ついにというべきか、ようやくというべきか・・・
イマ被ってるメットが10歳となり、そろそろ新調してもいいかなぁと
で、再び同じSHOEI X-FOUR LIGHTⅡを物色してみると・・・
ナイ!型落ちかと思いショウエイのHPを覗いてみると、そもそも4輪用がナイ!
これは困った ワイバーンのベースモデルだから代替品としてワイバーンでも
よさそうなものだけど、シェイプがやはり違うのだ コレは譲れない
そんなタイミングで登場したシンプソンRX-10
すっかり国産品に慣れてしまったから、どうかなぁと悩むこと一ヶ月
今回のモデルはずいぶんと改善点が盛り込まれてるってのに賭けて購入!
進化の度合いはいかがなものか?
かつてのシンプソンから見れば、ナカナカのモノ
まずは手に取ると、とりあえず軽い!
国産のフラッグシップモデルにこそ及ばないけど、あのヨッコラショ的質量感はすっかり昔のハナシ コレは実にアリガタイ
シールドとヘルメットとのクリアランスも旧モデルと比べたらかなり接近していて、雨水が内側をタラーっと流れてくることはかなり少なくなりそうです ただ、最近国産モデルではあたりまえのふちゴムが中空なヤツってワケではないから、雨水ゼロ!とまではいかないだろーけどね
で、被ってみると視界は相変わらず狭いね 頬周りのボリュームからすればトーゼンだね 賛否両論だろうけど、視界が狭くなることで確認動作が自分の場合増えたのだ 視界が広く見えた気で見てないよりは、見えないからこそしっかり見る方がいいとでも言うかな?
ま 視界が広いヘルメットで、しっかり見るってのがトーゼンながらベストではあるんだけどね
頭頂部には独特のスリット 彫り込み具合もケッコウ深い グラフィックを入れる場合、ココは腕が試されますね まぁスリットに関しては好みが分かれるとこだね 個人的にはこんなにガシガシなくてもいいような気はするなぁ 三本のウチの中央一本はなくてもいいかな
なんだか波平さんみたいだ
本体以外の付属品は、
ヘルメットバッグ(なかなか作りはヨロシイ)、頭頂部に仕込むサイズ調整用のスポンジ、シールドストッパーを調整する六角レンチ、貼るべきかどーかではまったく悩まなかった、シールドに貼り付けるステッカーなどなど コレにシリコングリスと撥水剤が入ってたら国産品並みだね
スポンジは手切り?ってくらいに不整形 ま 別にいんだけどね
外箱と同じデザインのバッグも売られてるらしい カッコイイかもしれないけど何入れていいのかで悩むサイズだね
細かいトコロはどーなの?
チンガードは標準装備 シールドは緩くラウンドしていて、3次曲面のようです
何気に全体のイメージに寄与してる部分カモ シールド単体のカタチはキレイだと思いますね
宣伝で推してたポイント、チークパッド 生地にクールマックスを使用
コレは夏にならないと恩恵にあやかれないね 中のスポンジは低反発で、
頬のアタリはなかなか心地良いです
アチコチに付いてるシンプソンロゴの刺繍ワッペン、コレは両面テープで
付いてるから、イラナイ方はペリっと剥がすといいですね
チークパッドを受ける側にまでステッカーが貼られてます やる気あるねぇ
帽帯の中はご覧のトーリ 調整スポンジは、穴の開いた生地とシェルの間に挟むようですね
バックル周りも昔から見れば丁寧に作られてますね 色使いが気に入らないけど・・・
と、まぁ国産との比較はさておき、それなりに作りこまれてる感じ
最大?の売りであるシールドのフリーストップ機構、ムニっとした動きはなかなかヨロシイ
でもそんなに盛大にアナウンスすること?いいやシンプソンにとっては革命的だ(笑)
対価を払ったからには言わせてもらいます
国産メットに慣れた方から見れば、アリエナイ仕上げの数々を(涙)
イチバン気に入らないのは左頬下のクラック 新品でこりゃないね
エアダクト穴の処理、仕上げの途中でやめたとか?
右頬下に気泡アリ、塗装工程と環境に問題アリ?
おでこあたりのメインのロゴステッカーにシワ&ロゴ外周の波打ち・・・
頭頂部スリットにゴミが混入、コレ以外にも数箇所アリ 初期ロットだから?
コレらはウチの個体に見られたモノなんで、全てがそうだとは思わないケド、
なかなかの仕上がりと言わざる得ません ウチでは塗装することが前提なんでまぁ許せるんだけど
たいていのヒトは買ったまま被るワケだから、コレはいかがなものかと
そのくせ説明書には色を塗るな的ニュアンスが・・・ だったらちゃんと塗っておけよと
ちなみに色とか塗っちゃうとSGマークの保証は受けられません
あと購入後の年数(3年)や使用中の衝撃も保証に影響するようです
言いたいことはイロイロあるけど、なんだかなぁ
交換したところでキレイな仕上げにありつけるとは限らないし、製造工程そのものが見直されないと
根本的な解決にはならないだろうねぇ 魅力的なヘルメットなだけに、ただただ残念!
保証はともかく、残念なままでは終わらせません!
仕上げはどーであれ、塗るための準備を
保証に関わるコトなんで、分解手順は控えます ココからはあくまで自己責任、保証もモチロン消滅します
言えるのは、作りたて?もあってか、分解は思いの外スムーズにいきました
頭部の発泡材はたいてい苦労するんだけど、ココもわりと簡単に ってかこの程度の接着で大丈夫?
チークパッド周辺、バラけると成り立ちがよく分かりますね
ふちゴムは接着剤の利いてるとこと利いてないないトコあり シンプソンクオリティ!
エアダクトの金網はホットガンで固定されてるんだけど、あっけなく外れた・・・
頭部の発泡材はおでこ辺りの一点留め この接着剤、ニオイを嗅ぐとどーもコーキング材っぽい
スカスカになったヘルメット内 これでダクトの整形も楽チンです
今回、ようやく作ったヘルメット用の塗装スタンド 少しは快適に塗れるかなぁ
バラバラ後に撮影忘れに気付きました 後ろのデコボコも個性的です
世代のせいですかね、第一印象は仮面ライダーV3・・・
完成品としてのコイツはものいいが付くけど、バラすとなると国産品に比べてアリガタイ造り
vol.2では各部の修正などを紹介予定 乞うご期待!