PROSELF 一般用両面テープ 他
熱く語るほどの内容ではないんですが、参考までにどーぞ
ウチで仕立てる模型に、かなりの比率で多用する素材のひとつが両面テープです
多用する分、あまり特殊で入手が困難なモノはペケ
だもんで、入手のしやすさと性能のバランスがとれたモノをチョイス
まぁなんてことないオハナシなんですが、テープ購入の参考にでもなればなぁと
プロセルフ 一般用両面テープＳ
北海道のホームセンターなら、たいてい扱いのあるごくごくフツーの両面テープです 無くなればすぐに買いにいけるってとこが業務的には必須なんで、メインのテープとして長く使ってますね 取り扱う店にもよりますが、幅は5ｍｍからラインナップされていて、100ｍｍ幅ってのまであったはず あまり幅広になると貼る側にもある程度慣れが必要ですね ウチでは5ｍｍに始まり最大で75ｍｍ幅ってヤツまでが守備範囲かな 紙の規格的に75ｍｍ幅ってのがケッコウ重宝するワケ
基材が不織布なんで透明度は高くないですが、ランダムな凹凸にもある程度追従できるのが不織布のいいところだね もひとついい点があるとすればその気になれば手でちぎれるトコロ なんてことない性能であるものの、リズムに乗った作業でこういった些細な部分ってケッコウ重要だったりします 業務的には色紙の貼りこみに全面貼りしたり、出来上がった模型をベースに貼り付けたりと、用途は広範囲です 粘着力も必要にして十分といったトコロ たいていはコイツでコト足りるね
プロセルフ 透明両面テープ
基材がポリプロピレンフィルムの両面テープです 写真のとーり、上の不織布と比べて透明度が高くて薄いのが特徴 ガラスなんかに貼ってもあまり目立たないってとこが売りだろうね ウチ的にはコイツのフィルムってトコに着目して、上の不織布モノと使い分けてます フィルムモノの性格として、手で切り裂けない点があります 引き裂こうとするとビョーンと伸び、カンタンには切れません この特性を生かして、ヤスリごてなどにサンドペーパーを貼り付けるトキなんかにはこのトーメイものを使ってます
その効果はサンドペーパーの交換時に、不織布モノだとすぐ裂けてしまうんだけど、フィルムタイプだとキレイに剥がせるワケ しっかり貼りたいけど、後々キレイに剥がしたいしっていう要望に応えてくれる性能だと思うね あと、薄いんで模型に使う場合なんかに厚みがジャマしないっていう点も見逃せないね 細かいディティール部では両面テープの厚みってのも無視できないのだ でも一般的にあまり需要がないのか、重宝してた50mm幅ってのが画材店まで行かないと入手できなくなったのは残念
ドラパス 細切り両面接着テープ
画材店ならたいてい扱ってる細切りタイプの両面テープ 写真の他に5mm幅ってのもあるんだけど、プロセルフのシリーズに5mm幅があり、リーズナブルなんでドラパスモノの5mmは所持してないっすね テープの素材は一般的な不織布タイプで、細切り以外の特徴はプロセルフの不織布タイプと同等かなぁ 少し割高ではあるものの、やはり細切りになってるのは便利で、模型の外箱作りなんかで活躍してます
使い始めるトキにやることとして、テープが貼りついてる台紙を丸く切り抜いてます 細切りモノはその細さが災いして巻きが崩れやすいんで、台紙から外すのはオススメできません 小口も汚れるしね でもそのままだと台紙がジャマなんで丸く抜くと具合がいーのです いちいちコンパスカッターの中心を出すのはメンドーなんで、テープ内側に合うプレートを作っておいて、それをはめこんでからコンパスカッターでグルっとね
最後に模型屋っぽい作業をちょっとだけ
上の細切りモノは便利なんだけど、フィルムタイプで細切りが欲しいって場合が多々あり、そんなトキには手切りでスライスしてます 手順は原始的で、台座となる塩ビ板とかの端材にまず一回テープを貼り、更にその上に貼ります あとはそれを切り出すだけのことなんだけど、ケッコウ細く切り出しても両面テープとしてしっかり機能します
業務的には0.15mmくらいから使いたいんだけど、そういったニーズにもこのテープは対応してくれるんで助かります 盤面上で薄板を自立させるなんてトキには便利だからね 接着剤だと汚れる心配があるけど、両面テープなら貼り直しも利くから作業マージンの確保って意味でもアリガタイのだ
まぁ同業の方でも作り方は様々だから、模型屋全てがこんなに両面テープを多用してるワケではないと思うんだけど、ウチでの作りこみには欠かせない素材だね 日常的にもこの使い分けは有効だと思うんで、使用箇所をにらみつつチョイスするといいっすね
