MCC ミゼットカッタスペシャル

硬いモノには硬いモノ用がよろしいようで

ミゼットカッタスペシャル

商売柄、ニッパー類は用途別に複数所有しているんだけど、いわゆるピアノ線対応を謳うタフな刃物を持ってなく、イヤ正確には持っていて、ニッパーのアゴが丈夫なヤツで確かに切れるんだけど、2mmのピアノ線ともなるとかなりの握力を要求され、体調が悪いトキなんかには何かが出ちゃいそう(失礼) それでも長時間使う状況がなかったため強力ニッパでやり過ごしていたものの、メイン素材がピアノ線っていう仕事が巡ってきまして、ついに導入!となったワケ
改めて調べると、ごついモノだと鉄筋!まで切れるのもあり、工具コーナーでカンドーしきりでした ま さすがにそこまでのスペックは必要ないけどね で、線材カッターの中では最もコンパクトな部類のコイツをチョイスしました

MCC ミゼットカッタスペシャル(MCS0020) なんか速そうな名前だ・・・
切断能力:軟鋼線4mm(硬さ80HRB以下、引張り強さ490N/m㎡以下)
    :硬鋼線2mm(硬さ30HRC以下、引張り強さ980N/m㎡以下)

丈夫そうなアゴ

MCCなんて言うと海外ブランドっぽいけど松阪鉄工所製のメイドインジャパンな工具だったりします 柄の近くにある調整ダイヤルは刃先にスキマが出来てカットする素材を切り落とせない場合に使うようで、付け根のナットを緩めてから中央のローレット加工部分を回して高さを調整、高さが決まったらナットを締めて完了です
刃先だけを見れば強力ニッパーと同じようなものなんだけど、イチバンの違いは工具の支点と作用点だと思います 力学的な詳細は語れないけど、力点からの入力をニッパー以上に増幅させている構造なんで常識的な握力があれば、へ?ってくらいにサクっと切れます
上級モデル(本体もデカイ)になると刃先の交換が可能になり、長い目で見ると魅力的ではあるんだけど、ウチの使用頻度ならコイツで十分かなぁ 安いしね それこそ鉄筋を切るような仕事が入ったら・・・ムフ

スパっと切れる

使い方はいたってシンプル 線材を刃の中央より奥でくわえてグリップを握るだけです 注意点としては線材を必ず保持しながらもう一方の手で握るコト そのとき切った先(握ってない側)はカットした瞬間に飛ぶんで、切った先を地面に向けておくべきかと 自分に向かって飛んでこないとも限らないし、飛んだ先に大切なモノがあって・・・なんてことになるとこの工具を恨みかねませんからね
切り口はアゴの形から想像つくと思うけど、典型的な握り切ったカタチですね たまたまなのかもしれないけど、つぶれた部分が線材の径からはみ出ないんで面取りの追加工なんかはやりやすいカモ

コイツを手にして思うのは、とりあえずで使って刃先をダメにしたニッパー達にゴメンなさい・・・です このモデルじゃなくてもいいと思うけど、庭先で針金を使うなんてケースは少なくないと思うんで(オレだけ?)一家に一本あってもジャマにはならないと思うんだけどなぁ

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