A&D AD-5624 デジタル温度計
カミさん用に入手したんだけど・・・ コレ、スゲー使い勝手がいいっす!
天然酵母からパンを作ってるカミさんのため
そこそこ精度を重視した温度計ってコトでコイツをプレゼントしたんだけどね
先日ホンキの醗酵器を導入したため、コイツの出番が減ってたよーです
で、先日始めたガンコート用焼き釜作成のためコイツを拝借したトコロ
何なら焼き釜用?ってくらいに的を得たスペック&使い勝手にカンドー
だもんで、自分用に譲って?もらったのだ
いやぁ コレいいっす!
A&D AD-5624 デジタル温度計
測定器メーカーとしてはドメジャーなA&D製なんだけど(但し、MADE IN CHINA)
わりかしリーズナブルっていうのも手伝って、カミさん用にチョイスしました
パン作り等、クッキング寄りの世界で活用してるヒトも多いよーで
そのせいか、ウチのホワイトだけじゃなくてピンクやブルーなんてのもあるよーです
デジタル式はなんせリニアに数値が変わるんで
刻々と変わる温度変化を観察する上でとにかく便利っす
コイツは通常、10秒おきに数値が更新されますが
とあるボタンを押し続けるコトで2秒間隔にもできます 用途によっては必須機能かもね
4代目ipod程度のコンパクトなヤツですが(例えがわかりにくいね)
超個人的に気に入った部分を中心にその機能を紹介してみます
まずは温度測定の要となるプローブ(センサー棒)部分について
本体に固定したまま一体式で使うっていうのにプラスして
背面に格納されたケーブルを引き出すコトで、本体とプローブをセパレート化して使うコトも可能
ケーブル長は約1m程度あるから、熱源が高温で本体へのダメージを避けたい場合や
アチコチから測定するため、プローブのみを使いたいなんて場合にかなり便利っす
コレは先日作成した焼き釜に打ってつけな機能で
高温部から遠ざけたトコに本体を据え置けるのは有難いっすね
据え置くって言えば、背面には格納式のスタンドもあります
角度調整こそできませんが、自立できるのは美点と言っていいでしょうね
というのも液晶部の視野角が広くないので、できるだけ正面から見たいってなると
こういったスタンドの便利さを実感できると思うね
再びプローブ部に戻りますが、先端にはプローブキャップなるカバーが付属
使用時には取り外して使うコトになりますが、紛失を避けるためキャップには上写真のよーな工夫アリ
但し、樹脂製なんで高温の測定時には取り外しておいた方がいーかな 多分溶けるね
そうそう、肝心の測定温度範囲は-50℃~+260℃までらしいっす
測定誤差等は最後のサービスデータを参考に
まずは右写真のオハナシから
素朴な疑問として、プローブの何処で熱を拾ってるのかが気になりました
金属棒の全体って想像してたんだけど、試しに指でつまんで温度変化を探ったトコロ
温度を拾うのは右写真位の範囲 つまりプローブキャップで隠れるくらいの範囲ではないかと
説明書には特に記載されてないんだけど、ユーザーの使い方は様々だから
導入前の予備情報としてこのアタリはアナウンスすべき点かもね
でもって左写真
電源のオンオフや各機能を呼び出したり解除したりっていうボタンが正面に2つ
ココはアレコレ説明するよか説明書が詳しいのでそちらを参考に
言えるのは、ボタンが少ない分長押し等、複数の使い分けがいりますが
そう難解なワケじゃないし、単純な測定だけならON/OFFボタンのみの操作でOKっす
背面にもいくつかボタンがあります
まずはMAX/MIN表記のボタン コレはいわゆるデータロガー機能みたいなモノで
測定時の最高温度と最低温度を本体が記憶していて、ココを押すことで呼び出せるというモノ
トーゼンながら記憶した温度をリセットするコトも可能っす
個人的にはあまり必要な機能じゃないけど、使うヒトによってはありがたいカモ
その下のHIとLOボタン コレは焼き釜的にすっごい便利な機能で
必要な温度範囲をHIとLOで設定しておくと
そこから温度が外れたトキにアラーム音で知らせてくれるというモノ
当方自家製の焼き釜は思いっきりアナログな作りだから
この機能がナイとずーっと温度計を見守り続けなくちゃいけないんだけど
コレがあることで傍にいれば直視してなくてもすぐワカルのだ
設定方法は簡単で、HIもしくはLOを押すと右写真のよーな画面表示になるんで
再びHIもしくはLOを押して必要な温度にセットするだけっす
長押しで10℃刻み、普通に押して1℃刻みで
0.5℃等の小数点以下の設定はできないっすね
背面にはクリップも付いていて、保管時に引っ掛けておくことが可能っす
ただ、このクリップはベルト等に引っ掛けて持ち歩ける程の機能はなく
右写真のとーり、引っ掛りが浅く留まりも良くないので、あくまで保管用のクリップだね
また、クリップ上部にある穴はフックに引っ掛けられる穴として使えます
何気ナイ部分だけど親切な作りだと思う ちなみに穴径は約3mmかな
イマさらながらのハナシだけど
本体の白ボディ・・・ 写真ではわかりにくいんだけど少し安っちいっす
青味のある白って言えばいーのかなぁ web上では判断しにくい部分だけど
せっかくの高機能がパっと見で感じにくいと思いました
まぁ 成型品質はコストに跳ね返ってくる部分だと思うんだけど
梨地でニュートラルな白ってだけで
機能と見た目のバランスがとれると勝手に思ってます 塗るか?
A&Dモノの登場により、サブに回ったオーブンメーターっす
ハナシが少し脱線しますが
焼き釜庫内で活用してるのが上写真のオーブンメーターっす
モノはSATO(佐藤計量器 Cat.No.1726-20)なんだけど
当初はコイツのみで焼き釜の温度管理をするつもりでした
で、庫内上部と下部で温度も変わるだろうってコトで2個用意したんだけど
気になるのがそのスペック 公表データによると誤差が±10℃ コレは少し不安材料です
というのも焼き釜で扱うガンコートは温度管理がケッコウ重要で
170℃で焼付け、最低でも165℃以上で一時間!ってのが絶対条件
かといって200℃越えで焼くのがいーのかというとそれはそれで問題なワケ
つまりこのオーブンメーターで170℃を示したとしても
160℃の可能性もあれば180℃の可能性もあるってコト 180℃ならともかく
160℃だったとしたら条件より5℃足りないって状況になるのだ
で、上で紹介したデジタル温度計の登場となるんだけど
コイツの測定誤差が170℃近辺だと±3.5℃と微細(スバラシイ)
だもんで、SATO製の誤差を検証すべく、デジタル温度計と併用してみたんだけど
公表通りの結果でしたね(笑) デジタル温度計で175度になると
SATO製は165~170℃の間って感じで、常に低めな表示ってのがウチの個体特性だな
あとね、この手のオーブンメーターに共通してる点だと思うんだけど
正確な温度を表示するまでに少し時間がかかります まぁアナログ式だから仕方ないんだけども
刻々と変わる温度変化に追従させよーと思うと不満に感じる点カモ
例えば当方が必須としてる175℃をデジタル温度計が表示したとして
その温度を指し示すのに7~10分程度かかる感じなのだ
庫内の温度をざっくりと把握するくらいのキモチで導入すべきかと
ちなみにタニタからも同等のアナログ計が出てるんだけど
誤差は同程度なものの、庫内で吊り下げる工夫はSATO製が一枚上手です
上写真のとーり、横にも縦にも吊り下げられるのはケッコウ便利
300℃まで対応はしてるんだけど、ストーブの天板に載せて温度を計測していたら
温度計の座面が反り返ってきたね(笑) 火元近辺での使用には気をつけて
久々のモノ紹介ゆえ、文章のまとまりに欠けましたが(汗)
3000円程度で入手できる温度計としては良く出来てるってのが実感です
測定誤差を信じるならその範囲はわずかだし、色んな測定方法にも対応できるしね
いずれガンコート塗装が日常的になったら
2箇所同時測定できる温度計が欲しいっすね(モノは存在します)
晴れて入手したトキは
再びこのデジタル温度計をカミさんに返却するとします(笑)
サービスデータ
■ A&D AD-5624 デジタル温度計(中心温度計)
測定範囲 -50~+260℃
最小表示 0.1℃(-20~+200℃) 0.2℃(-30~-20℃、+200~+240℃) 0.3℃(-40~-30℃、+240~+250℃)
0.5℃(-50~-40℃、+250~+260℃)
測定精度 ±1℃(0~+60℃) ±2℃(-20~0℃、+60~+100℃) ±2.5℃(-50~-20℃) ±3℃(+100~+150℃)
±3.5℃(+150~+200℃) ±4℃(その他の測定温度)
温度表示間隔 通常10秒、ファースト2秒
測定部(プローブ) φ3.5mm×L100mm、ケーブル長約1m
電源 単4形乾電池1本 電池寿命:約4ヶ月(アルカリ電池使用)
寸法 / 質量 58(W)×107(H)×18(D)mm(センサー部含まず) / 約80g(電池含む)
付属品 プローブキャップ、電池(モニタ用)、取扱説明書
■ SATO(佐藤計量器 Cat.No.1726-20) オーブンメーター
測定範囲 0~300℃
測定精度 ±10℃
測寸法 / 質量 φ60×67mm 約50g