後ろ向きなVmaxとの出会い


HARLEY-DAVIDSONに乗りたかったのだ・・・


オヤジ方のじいちゃんが亡くなる前日、ちょうどお盆休みの始まる前
翌日に帰省する準備をしつつ布団に潜り込んだところで何やら変な声が・・・

「イマカラ、カエリナサイ」

シカトして寝ようとしても繰り返しアタマにこの声が響くワケ(変なクスリはやってません)
仕方ないので眠い目をこすりつつ田舎へクルマを走らせました
もうその声がすることはなく、実家で眠りかけたところで叩き起こされ
じいちゃんが危ないとのこと
家族で病院に駆けつけ、無事に最期を看取ることができました
あの声って何だったんだと思いつつ、従ったことでコトなきを得たのも事実
ヘンテコなこともあるもんだと

そんなこともすっかり忘れ、ハーレイである あまりにスキすぎて
またがる機会はあったものの、自分が乗るハーレイ以外にまたがらないのだ!という
どーでもいい掟の下、ついに自分の鉄馬になるであろうハーレイまであと一歩
新古車のソフティルフレームのエボリューション
ホントはツインショックのFLがヨカッタんだけど、値段の壁に阻まれ妥協
とにもかくにもハーレイであれば少々の妥協はどーでもよく
契約書にサインする直前
いよいよハーレイにまたがるトキがきたのだ!
国産アメリカンから見れば雑な仕上がりだけど、背負ってる歴史が違うもんね
もう泣くんじゃないかってくらいにカンドーしつつアチコチ触っていると

「マダ ハヤイ・・・」

ん?誰か何か言ったか? 「まだ早い・・・」「マダ ハヤイ・・・」

あの声だぁ・・・
えーっマジでぇ コレにはまいった

向こうからはここにハンコくださぁーいという呼び声
ちょっと待ってもらって、しばし塾考
イヤ、やっぱりやめるわ
今度は店員がえー!である そりゃそうだね
まぁまぁとなだめつつ店内を眺めるとワインレッドのVmaxがあって
ちょうどマイナーチェンジ年(足回りが大きく変更)で、そいつは旧式の
新車らしい これもイマは安いですよーとか言われつつ
若干腐り気味にまたがり、あの声を待つことに
何か言ーやがれ!「・・・」
んじゃコレでいーやっていうのがVmaxとの出会い
もう、かなり後ろ向きだったのだ


~ Vmax LIFE、始まる ~

何はともあれ初のデカバイクである
納車されるコロにはワクワクしてたねぇ(ハーレイへの想いは?)(← 忘れてる・・・)
慣らし段階なんで回すコトこそできないけど
V4のフィーリングは想いの外滑らか(ノーマルマフラーだしね)
でもって圧倒的に速い!
それでも国産アメリカンよろしく、コイツをハーレイっぽくしようとたくらんだりして
FLHのヘッドライトナセルを真剣に仕込もうとしていた記憶アリ(笑)

少し走り慣れたコロ
いつもいい感じで流していたルートで知らないFZR400Rと遭遇
どちらからともなくペースを上げ、静かにおっかけっこがスタート
こちとら×3の排気量じゃ、負けるワケがナイ・・・(ま よくあるハナシだね)
ところが負けないどころか追えない!?カーブをクリアするごとに離れていく距離
チカラはまだ1/3も使ってないのに だ
ナローフォーク世代のmax乗りならご存知の車体ユラユラ
ハイペースになるにつれ車体の挙動が落ち着かなくなり
とてもじゃないけどワイドオープンでコーナー侵入などできないのだ

カンゼンにアタマにきた

見てくれやイメージはワイルドで通っていたコイツは
パワーをあらゆる状況で使いきれるほど熟成されていなくて
良くも悪くもじゃじゃ馬
乗りこなせないのは単純にクヤシイではないか

ならばコイツを乗りこなしてやろうと
ハーレイはそれからでも遅くない
そこからホンキのmaxいじりが始まるのだった

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