クランプ類(木工系)

木工作業が本域に近づくほどに増加する道具だね

GATOR CLAMP

木材を触ると何かと 仮止め する状況が多くなります
しかも仮とはいいつつ、かなりガッチリと固定しなくちゃなりません
そんなトキに頼りになるのがクランプ(締め金)
木工を始めたコロには数本しか所持してなかったのに
気付けばケッコウな数と種類っす
それでもまだ、コレがあればなぁ・・・は続いてるんですがね

GATOR CLAMPS BAR-MAN

BAR-MAN01

ウチの作業場でイチバン活躍してるのがコイツです GATOR CLAMPS社(ゲータークランプ)の BAR-MANシリーズ といいつつも日本ではさほど流通してないのか、Web上ではあまり見かけません 本社のサイトを見るとこういったクランプ類に特化したメーカーのようで、ラインナップを見ると興味深い道具がイロイロありそうです
たまたまいつも行くホームセンターで見かけ、アゴと軸の丈夫さが気に入り、少しずつ買い足していきました 軸の長さでアゴ(赤い部分)のサイズが3種あり、ウチでは150mm・300mm・450mm・900mm・1200mmをそれぞれ4本ずつ所持してます

グリップを数回握ることで締付力を高められ、解除するときは下写真の黒いレバーを押せばフリーになります また、ココを押し続けた状態で可動アゴが自在にスライドできるんで、ワーク(加工材)のサイズにスッと合わせられます その後で先述したグリップを握ればガッチリと固定できるというワケです

BAR-MAN02

フトコロ量が少ない分締付力は強く、ナカナカ頼りになります イチバン長いヤツでかなりガッチリ締付けたトコロ、アゴじゃなくて軸が歪むくらいだから、樹脂製のアゴとはいえかなり丈夫なよーです くわえるトコに付いてるゴムは取り外し可なんだけど、向こうモノのゴム特性なのか、ゴムを付けたままガッチリ木材を固定すると、ゴムの油分みたいなものが転写される傾向があり、表木になるよーな場所では気を使います まぁゴムを取り外せばいんだけどね
通常固定されてる側のアゴはネジ留めされてるんだけど、一度ネジを外して逆さまに取り付けると、下写真のよーに押し出す方向にチカラをかけることもできます ダボ組みされた家具なんかを壊さないようにバラす、なんて場合に有効カモね ウチではイマのところ、寸法間違えをした自作の模型土台の解体で活躍した機能です・・・(汗) 
似たようなモノでチビなら、最近は100均なんかでも見るようになりました あまりバカ力を加えると折れそうですがね(笑)

ラック

クランプが増えてくると、整理するのが大変になってきます でも木工好きはこの整理整頓で様々なアイデアを駆使してるよーです web上にもそのワザがイロイロ公開されていて、ほほうと思うモノや、やりすぎだよ・・・って笑っちゃうモノまでイロイロあり、見ていて飽きません ホント、ヒトの想像力は面白いっす 
そんな中、ウチでは移動可能なラックにしてます 未使用時にはジャマにならないカベに置いておき、使用時に手の届くトコに持ってくるといった感じです しくみはカンタンで、以前書いた PCのディスプレイ をカベに固定した要領と一緒 45度にマイターカットした板材をカベとラックの双方に固定しておき、そこを勘合することでカベ付きとするワケ
コレは木工好きにはワリとメジャーな手法だね しかるべき道具と材料さえあれば、金具ナシで壁面に重量物を固定できるから、知っておいて損はないカモ あ まずはカベ側がネジの利く状態であることが前提だけどね

GREAT TOOL Fクランプ

Fクランプ

そのカタチから、よくFクランプとかLクランプとか言われるタイプのヤツです ゲータークランプと同様、任意のサイズにサッと合わせられるのが特徴ですね 少し違うのは、締付がフリーになるとシャっと最下点までアゴが降りちゃうコトかな コレは状況によっては若干イラっとしますね ま 慣れればなんてことはないんだけども・・・ ドライバーの握りのよーなグリップは意外とチカラをかけやすく、軟質材ならアゴがめり込むほど このアタリは使い手の握力に比例しますね 一見ゲータークランプより劣った道具に感じますが、決定的にコイツが優れている点は、固定アゴの高さが低いってコト(下写真参照) コレは特に丸ノコ使用時にワークを仮止めなんて状況で、威力を発揮します 飛び出しが少ないコトで、丸ノコのモーター部分に干渉しにくくなるワケです 道具としてもシンプルな作りだから比較的安価で、Fクランプをメインで揃える木工好きも多いっすね 
一口にFクランプと言っても1流から3流まで、様々なメーカーが取り扱っていて、ウチのはどーなの?と思い調べると、結局輸入元(アークランド サカモト)ってとこまでしか分かりませんでした 多分チャイナもんだな・・・(そこそこしたんだけどなぁ)

Cクランプ 各種

Cクランプ

クランプの基本型ですね 用途が限定(使用範囲が一定)であれば、ワザワザ可動範囲の大きいクランプじゃなくて、こういったサイズを絞ったクランプの方が案外効率的だったりします ウチでは仕事の内容によって新規購入するのがほとんどなんだけど、ある作業工程の中では花形的存在だったものの、ネジ部分を回さないと口が開かないってのがメンドーで、日常的な木工作業時にはあまり出番がありません それでも上写真中央のはかなり丈夫な作りなんで、車両工具として十分に使えそうです

作業場では若干劣勢にも思えるCクランプですが、下写真のシルバーものはわりかし出番が多いです 見てわかるとーり、フトコロの深さがその理由 コレにはさすがのゲータークランプも歯が立ちません 新たに導入する際は、このフトコロ量にも注意しつつチョイスするといいカモ どーせなら使いまわしが利く方がいいもんね

KAKURI コーナークランプ

コーナークランプ

コイツもケッコウ出番が多いヤツ、コーナークランプです 写真のよーに角を直角のまま保持できるってのがウリ 本来の用途は額縁程度の厚みを対象としてると思うんだけど、上下で固定すれば幅のある材料でもそれなりに使えます とはいえウチの業務的に模型の土台を作成するのがメインだから、本来はもうちょい使い勝手のいいクランプが欲しいトコロ あ コイツがダメってワケじゃなく、やはりゴツイ角材なんかを相手にすると、くわえる部分が小さい分弱さを感じます かといって強めに締めこむと、小ささが災いして素材に窪みを作りかねないから、やはりウチの使い方としては少しムリがあるかもしれません それこそ額縁を作るよーな状況ならコイツはかなり頼りになると思いますよ

コーナークランプはカタチや使い勝手含めて様々なモノがあり、次に導入するときは業務的にベストなモノを見つけたいなぁと それまではとりあえずコイツの2丁掛けで角を作っていきます

GOOD HAND トグルクランプ

トグルクランプ

少し毛色が違いますが、加工が前提のトグルクランプシリーズです サイズや締圧力で様々な種類があるんだけど、ウチでは小~中レベルのサイズがメインで、タイプは横押しと下押しの2種類 これらは購入しただけで使えるワケじゃなく、板に固定するなりして使うことになります それゆえに使用箇所に最も適したサイズをセレクトできるっていう利点もあるね 具体的にはスライド丸ノコに装備されてるクランプは刃のそばで使うことができないんだけど、下写真のよーにトグルクランプを固定した板を使うコトで、刃のそばでワークを保持することが可能になります コレで小物パーツの切り出しが確実になるし、何より安全っす
 参考までにウチにあるヤツの品番等を
横押し型トグルクランプ(小) GOOD HAND GH-36020 締圧力(kN[kg])1.8[180]
横押し型トグルクランプ(中) GOOD HAND GH-31501 締圧力(kN[kg])2.0[200]
下方圧え型トグルクランプ(小) GH-201-B 締圧力(kN[kg])0.9[90]
下方圧え型トグルクランプ(中) GH-225-D 締圧力(kN[kg])2.27[227]

CS-208 パイプクランプ

パイプクランプ

品番は覚えてるのにメーカーが思い出せない(涙)パイプクランプです
コイツは3/4インチ(19mm)の水道管を利用したクランプで、片側にネジが切ってあれば長さは水道管次第 つまり用途に最適化した長さのクランプを作れるってのがウリです ウチには長さ2500mmっていう仕様のパイプクランプがあるんだけど、コレのおかげで長尺の土台もヒトリで作れましたね あとは圧倒的な強固っぷり 軸が水道管で金物が鋳物だから、コレ以上はないってくらいにガッチリ固定できます 
本来こういったタイプはオレンジ色が特徴的なポニークランプがあまりに有名ですね ウチのはそれのパクリ物と思われます・・・ パクリ物なだけあって安いんだけど、使い勝手はやはり本家に劣るね 例えば可動する金物(ワークを固定するためのストッパー)のリリースレバーのアタリ ウチのは指がちょい痛くなる作りなんだけど本家のはちゃんとしてます(アタリマエか) あとは周辺パーツの充実 使い勝手を考慮したアイテムが多数あり、ポニークランプを愛用するヒトが多いのもうなずけます

オプション

あるとかなり便利なのが、水道管の台座として使うパイプ & バー クランプサドル (T-1918) 作業テーブル上で使う場合パイプクランプはその成り立ち上、座りが良くないんです そこをフォローしてやろうってのがコイツで、装着することでパイプ上にワークが安定するんで効率がいーんです また、パイプを通す横の溝はバー状のクランプ(例えばゲータークランプなど)を保持できる溝で、パイプと同様にテーブル上で安定させることができます(パイプ・バーの同時使用は多分できないっす) そう高価なものじゃないから、パイプクランプを検討してる方にはオススメしておきましょう

木工に縁のない方から見ればそんなにいるのか?っていうくらいに大量のクランプがあるよーに思うかもしれないけど、ウチなんてまだワカゾーです タイトルに書いたとーりで、ホンキ度合いが高いほどにクランプの数は増えていきます ってか増やさざる得ないっていうとこかな そして整理するのに奮闘して・・・ の繰り返しっす(笑)

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