Vmax スピードメーターの変更 ~ACEWELL ACE-153~

超個人的には、とても総合点の高いメーターです!

ACE-153

たまたまコイツに付いていた機能に燃料計があったため
そこを巡っての格闘は 別ページ のとーりなんだけどね
そもそもはこのシンプルながらもポイントを押さえた液晶表示が、チョイスの主な理由
限られたサイズの中にあまりイロイロな情報を表示されても見にくいだけだから
機能を絞った製品コンセプトは正しいと思います
とはいえこのメーカー、商品展開を見る限りではどちらかというと多機能さが 売り
実際、他のモデルはオールインワンでアレもコレもといったタイプが主流で(笑)
ラインナップの中でコイツは見た目含めてかなりさっぱりした類のメーターっす
おじさん目線で言わせてもらうと
コッチの路線を拡充してもらいたいっていうのがホンネ かなぁ
ま 大きなお世話だね(笑)

機能の詳細は ACEWELLのwebサイト で確認してもらうとして
ココでは自分の使い方に合わせて手がけた部分を中心に
気に入ったからこそ手厳しく?寸評なども織り交ぜていきたいと思いますよ

ACEWELL ACE-153 を自分仕様に!

ボタン加工

のっけからエグい作業ですが(笑)
完全防水らしいボタン部分の出っ張り(シリコン素材)をスライスしてツライチ化

ボタン加工02

ツライチ化の理由は、自作メーターパネルへの収まりを考慮したっていうのと
コイツの使い勝手で唯一気に入らない部分だからっていうのが大きいかな
使用されてる方が異語同音でこのあたりには触れてるんだけどね
防水性を高めすぎたのが災いしたのか
とにかくボタンの押し込みが深いというか硬いというか、カチっというまでにまぁまぁチカラが必要
オマケにボタン形状に沿ったスイッチが基盤側にあるワケではないから
ボタンの外側をいくら押し込んでも反応しないのだな
数値のリセット等々日常的に押すボタンなんで、こういった不満因子は放っておかないのがTMU流っす
ボタンスイッチのスライスに迷いなんてありません(笑)
で、ツライチになったところで右写真のよーな丸いプレートを貼り付け
このプレートの中心あたりに基盤のスイッチがあるよーです
コレだけでもずいぶんとスイッチのレスポンスは向上しますが、見映えはあまりよろしくないっすね
まぁ ココは裏方パーツなんで気にしない気にしない

ボタン加工03

で、表に出るボタン(ツバ付き)を作成 このあたりは商売柄得意ワザっす
コイツをメーターパネルに彫り込んでいた部分に入れ、ポロポロと外れてこないよーに
左右のボタンを0.13mmプラ板でやんわり繋ぎつつパネルに固定
この やんわり ってのがポイント あまりしっかり固定すると、ボタンの動きが規制されちゃうのだ
そう思うとメーカー純正のこういったギミックってよく考えられてますよね
ACE-153が今後バージョンアップする際、ボタンの押し込み具合はゼヒ考慮してもらいたいです
ハナシを戻して
この表ボタンの中心が、先にメーター側に取り付けた丸プレートの中心になっていて
いい感じに カチ っと押し込めるのだな ヤリィ
コレらのギミックをメーターパネルとメーター本体の間で完結させるため
パネルへの彫り込み(約1mm)が必須だったのだな
あ メーター左に並ぶ3つのインジケーター(ウインカ・ハイビーム・ニュートラル)は使用してないので
ウチ的に良し悪しを判断してませんね ただ、メーカーサイトにある写真を見る限り
あまり質感の高い輝きっぷりではないかなと レンズの色もそうだけど
サイズの小ささゆえ表記がコチャコチャしてるよーに感じます
サイズはいいとして
こういった表記は本体側に印刷した方が全体の質感向上に繋がりそうですね
デザイナーさん 頑張れ!

スピードセンサー

コイツの要となる付属の速度センサーです
ACE-153は機械式メーターのケーブルから速度を取り出せるのがいいトコロだね
また、オプションにはなるけどマグネットセンサーも用意されてるから
機械式メーターじゃない車両でも使用可能 抜け目がありませんねぇ
で、この付属の速度センサーは、純正メーターとケーブルの間に割り込ませられるよーで
センサーの上下がオスメスになってるんだけど、純正メーターを撤去した場合
上のメス側は接続しないからフタをしておく(左写真)といった感じ
コレはコレでいいんだけど、この上側がカチャカチャ遊ぶんで
四角い部分との間にOリングを追加(右写真)して遊びを規制してます

センサーステー

メーターケーブルとセンサーを接続したら
あとはそれっぽいトコにタイラップで固定しちゃってもいいんだろーけど
そんなトコロはマジメ?な当方、写真のよーなセンサーステーを作って固定してます
完全なるヤマシギ仕様なんであまり詳細に語っても仕方ないんだけど
元々ケーブルが通っていた軌跡を逸脱しないような位置にセンサーを配置してます
その方が、取り付け・Fフォーク伸縮によるケーブルの稼動がスムーズではないかと
机上で作業していた時点では、Fフォークと水平になるよーにステーを曲げたんだけど
VmaxのメーターケーブルはFフォークより立った状態になるんで補正
そんな微調整作業を考慮してステーは2ピース化してるのだな

本体ステーの加工

本体の固定はメーターパネルに両面テープっていうのにプラスして
付属するステーをアッパーブラケットに固定できるよう加工してます
まずは場所が手狭になるんで、ステー側にナットリベット処理をしてボルトの受けを確保
で、そことアッパーブラケットをジョイントできるステーを追加
右写真はその調整を塩ビ板でスタディしてるところ おおよその穴位置を探ってるのだな
ココの接続部分にひとつ上の速度センサーステーを共締めしてます
あ ネジの通るトコでは要所でゴムワッシャをかましてます
純正メーターほどユサユサと動きませんが、一応振動対策っすね

完成!

ACE-153サイコー!っていうワリに液晶部しか見えてませんが(汗)
上記のよーな裏事情?により、どーにかスッキリとした構成に至りましたよ
ボタン位置が液晶に対してシンメトリでないコトに気付いたアナタ! 鋭いっすね
理由はカンタン ACE-153のボタンが液晶に対して左右対称に配置されてないのだ(笑)
使い始めて間もないですが、カンタンなインプレをすると
やはりこの液晶はスバラシイっす 使い始めるまで ちゃんと見える 視野角が懸案でしたが
太陽直下で思いっきり光を受けよーが、全伏状態でほぼ水平にメーターを覗きこもーが
しっかりと表示を確認できる点は純正デジタルメーターに一切ヒケを取らない点ではないかと
コイツを見慣れると
ヨシムラのデュアルテンプメーターの文字を読みにくくなった感じがする・・・
っていうのが唯一の難点(笑)
そこでACEWELLさんにリクエスト
シンプルなデュアルテンプメーターを作っていただきたい!(どストレートだな・・・)
油温・水温の表示(2つの温度とそれぞれにWATER・OIL表記の切り替え)のみで燃料計もナシ(笑)
液晶はACE-153と同じ色合いでできるだけコンパクト コレ、絶対売れる!
少なくとも当方といつものNinja君には売れます!(笑)

ACE-32?

例えばこんな感じ(笑) 名付けてACE-32!なんつって
油温を2箇所で或いは水温を2箇所でなんていう場合に表示切替はあっていいカモ
また、OIL WATERの文字列が上並びと下並びっていうのをユーザーが選べるよーになっていて
計器類全体のバランスに寄与できるのであーる(完全妄想モード)
プッシュスイッチは本体にあってもいいけど、別体スイッチっていう考え方もアリ
レースなどで使用するコトを考慮して、データロガー機能を実装!
アラームランプ(設定値を超えると点灯)は本体に小さく付いていてもしょうがないんで
配線で出しておいて、純正メーター等に取り付けられるランプ(オプション)を用意・・・ スバラシイ
なんといっても視認性の高いこの液晶が最大の売り オートディマー機能が付くとか付かないとか・・・
こんな妄想なら永遠にできます・・・(笑)

夜間モード

スイマセン、妄想が過ぎましたね・・・
ハナシを戻して
使い始めた当初はリニアに数値が変化するデジタルメーターにアタフタしましたが
イマでは目もすっかり慣れ、ヤマシギ号の一部として活躍してます
燃料計も下ごしらえの甲斐あり、かなり正確に仕事をしてくれてます(誇)
また、写真にはナイんだけど
配線図通りに接続すると常時電源線が必要になりますが、ココを正しく接続した場合
イグニッションをオフにしても画面に時計が表示された状態となります(バックライトは消灯)
あと、燃料計の表示状態が記憶されるんで、イグニッションオンですぐさま正確な残量表示となります
ウチではココをイグニッション電源と一緒にしてるんで、コレらの機能は使えてません
理由としては、バッテリーの負荷軽減ってのがイチバンですが
時計機能はGPSレーダーの方で電源オンの度に正確な情報に更新されるし
燃料計は暖気運転中に目盛りが少しずつ上がってくるんで特に不満はナイのだな
尚、常時電源に繋がってなくても
登録した設定値(燃料計抵抗値・タイア外径等)は本体に記憶されてるんで大丈夫っす

本体を丸隠ししといて何ですが(汗)、機能的な要素で捕らえると
デジタルメーター化を検討中なら候補に挙げていい機種・メーカーだと思いますよ
メーカーに希望があるとするなら
様々なモデルで機能はある程度出揃ったといっていいくらいに拡充してるから
ココからは詰め込む機能数と全体のパッケージングが肝になりそうですね
メーターを交換するくらいのイキオイがある乗り手は、少なからずコダワリがあるワケで
機能はモチロンのコト、質感やたたずまいもかなり重要っす
特におじさん連中は病的(笑) その代わり味方につけると、売れますよぉ
ゼヒゼヒ頑張ってもらいたいっす!

意外につまづいた、速度センサーの設定値

外周計測

取り付け後、早速走り出して驚いたのが表示される速度の数値
明らかに横を走るのはじいさんのカローラなんだけど
スピードメーターは170キロ・・・? んなワケないだろ!
ちょっと面白くなって郊外でグイっと加速するとカンタンに300キロ越え・・・
設定値、間違えてますね(笑)
一応説明書にある17インチの設定値(1357mm)にしてあるのに何でだ?
ってコトで上写真のよーにタイアにステンワイヤーを巻きつけ、正確な数値を計測すると
1890mm!?全然違うぞ
だもんで、1890に数値を合わせて試走 すると上限の 時速399キロ に到達!ヤリィ(違)
コリャ何かおかしいぞと思いつつ
一度元の数値(1357)に戻して走っていて気付きました
たまたまスピードメーターの上に配置したGPSレーダーにもスピード表示機能があり
リニアさには欠けるものの、表示される速度はかなり正確なハズ
で、その数値とACE-153の数値を交互に読むと、どうもACE-153の表示は2倍っぽいのだ
だもんで、足りないアタマを駆使して1357の半分を割り出し(679※端数繰上げ)、メーターに入力
するとレーダーとほぼ同じ数値を表示!
その後Ninja君の助けを借りて速度の確認もしましたが
多分コレで間違いナイのではないかと

メーカーの設定値は直径×3.1416で導いてるよーなんだけどね
その根拠となる17インチの直径(タイア組み付け後となってます)からしてギモン
だってウチのタイアサイズはエントリーサイズ(120/70)だから
実測した外周(1890mm)と1357mmは違いすぎるでしょ?
逆に1357に近づけるなら何処よ?っていうコトで測ってみると
ホイールの外周(PVM)で1460mmとなり、まぁ近づいたかなぁと
リム形状によっては誤差もあるだろーから、もしかするとホイールの直径が根拠なのかなぁ

このアタリのコトを一応メーカーに問い合わせたトコロ
やはり説明書の記載ミスだったよーです(笑)
追々設定値の修正がされると思いますよ
ってかACE-153を使ってる方はケッコウいるよーだけど
皆さん、この設定値でつまづいたりしてないのかなぁ・・・ オレのがおかしいのか?
確かにウチのは17インチ対応ギア(アクティブもの)になったりもしてるから
純然たるメーカー純正状態じゃないんで、何ともなんだけど
399キロと表示されたトキは、何かうれしかったです(違)

2013.01 追記
スピードメーター横のタコメーターのオハナシは コチラ からどーぞ

オマケのコーナー

配線図

以前 MODELERS MIND に書きましたが
勢い余ってメーカーに送りつけてしまった配線図っていうのがコチラ
元々の配線図は慣れた方ならワケないんだけど
あまり経験値の多くない方には少し敷居が高い印象です
だもんで、ユーザーの視点に立った配線図を希望します!っていう期待を込め
こんな提案をしてみたのだな
フルカラーは少しやりすぎだけど(笑)、せっかくいい商材があるなら
自社製品の死角は排除すべきだね
そんな レア? な配線図が入手できるのはココだけ! カモ(笑)
元の配線図に気絶したアナタは下のボタンからPDFをダウンロード!

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