Panasonic CAOS & BOSCH Hightec silverⅡ

まずは4年半使ったバッテリーの総評からっす

Panasonic CAOS

4年半前(2008年)、我が家にフィールダーがやってきたのを契機に導入したバッテリーっす
サイズは75B24Lで、基本的にバッテリーはBOSCHびいきの当方ですが
当時同クラスで75っていう数値を持つバッテリーは多くなく
少しでも高容量で・・・ っていうイマ思えばあさはかだったかもしれない動機を元に
コイツとなったワケです
現在では同数値のバッテリーもある程度選べるよーになりましたねぇ
何はともあれ
4年半使ってみたインプレッションを報告してみます

Panasonic CAOS 75B24L

派手?

スペック優先だったものの、購入当初から 派手なバッテリーだなぁ・・・ っていう印象 (笑)
ゴテゴテ大好きの方にはたまらない色使いだとは思いますがね
コイツを載せる前の車体に付いてた古河バッテリーが弱りがちだったっていうのもあり
載せ換え直後のセル音で、ようやく本来の始動っぷりにありつけた印象アリ
バッテリートップのインジケーター(右写真)はよくあるタイプのヤツなんだけど
バッテリー単体充電時には下記する LIFE WINK に頼れないので、コンディションを確認するのに必須だね
また、メーカーの謳いでオーディオの音にも好影響があるなんていうお題目がありますが
コレはクルマに仕込んでるオーディオ機器次第とも言えるかな
スピーカーから出る音は言ってみればプラスマイナスの電気信号なワケで
音の帯域によって欲する電気量も異なるから、くまなく音を再現しようと思うと
それに見合った電気の供給がキモになることは理解できるんだけど
それらを再現できるソース(アンプ・ヘッドユニット等)の能力と
聴く側の耳事情にもそれなりの解析力が求められるのではナイかと
ゆえに、ヒト・クルマによってこのあたりの印象には開きがあるかもね

ウチのクルマの場合
シート下に仕込んでるアンプ内蔵サブウーファーの キレ は増した実感アリ
ドッドッドッっていうキックの拾い方が、ンドッンドッンドッっていう感じ・・・
音をコトバにするのは難しいぞ・・・
インチキドラマー?だったコトもあり、ベースとキックのわずかな違いは把握できるよーです
ただ、ヒトリ乗りのトキ以外は小音量ゆえ、オーディオスペックを満喫できてないけどね (笑)

LIFE WINK

CAOSをチョイスする方は、コレ目当てっていうヒトも多いのではないかと思いますが
バッテリー診断ユニット LIFE WINK っす イマは LIFE WINK 2 になってるよーですね
コイツはバッテリーのオプションで別売モノなんだけど、CAOS導入者の9割以上は買ってるんじゃないかな?
一見キラキラとさせるだけのオシャレアイテムっぽいですが
コレで意外とマジメに作られていて、基本的には新品バッテリー(もちろんCAOS)へ同時に装着するのが原則
で、診断結果を光り方で常に把握できるというモノ
赤~緑のトコはスクロール点灯するんで、ボンネットを開けると賑やかっすよ (笑)

LIFE WINK02

コイツがマジメな理由
車体にバッテリー共々接続した際、わずかな電圧・電流・抵抗値などの変化をピックアップするためか
元々のコード(左写真)を短縮・延長することなく使いなさいとのコト
つまり車内からこのイルミネーション見たさでコード延長とかするのは、診断目線で言えばペケ
オシャレアイテムならご自由にってトコかな
でもって一度車体に組み付けると、新品時の数値を記憶してそこからの差異を元に診断するらしく
バッテリー単体で充電し、満充電でそのまま接続しても右写真のとーりで充電不足の表示に・・・ マジメ か?
唯一最大に気に入らない点
コイツは基本的に1バッテリーに1個でお役御免スタンスのよーで
次期バッテリーがパナソニックだとしても初期状態にリセットできない作りだから
壊れてもいないのに買いなおす必要アリ 大企業っぽい発想だなぁ・・・

バッテリーを最後まで使い切るっていう考えで、エコを声高に掲げるCAOSですが
少なくとも先述したLIFE WINKにはその思想が反映されてないね
リセットスイッチを付ければ、LIFE WINK自体の売り上げは落ちたとしても
それを使い続けるためにCAOSを再びチョイスするんじゃない?
リユースの観点から見れば、そっちの方がよっぽど エコ
できれば エコ をまとった エゴ を押し付けないでいただきたい

75B24Lのバッテリー総額で見ると、LIFE WINKの単価はまあまあの割合になるから
使い捨てを覚悟の上装着する必要がありますが、モチロン装着しなくてもバッテリーは使えます (笑)
リセットはできないけどバッテリー本体に内蔵してあるっていうなら
また違う見方もできるとは思うんだけどねぇ

このLIFE WINKのカタチを覚えておくと
現在 出光 から出てる ZAXIA(ザクシア)はPanasonicのOEMっていうコトに気付きますね
CAOSは欲しいけど色が派手だなぁ・・・ っていう方は
シックなグリーンのZAXIAをチョイスするといーかも
ちなみにLIFE WINK(出光ではライヴモニター)は標準で付属するそうですが
GSで購入となると高そう・・・

肝心要のバッテリー
4年半、寒冷地での使い方でコレといったトラブルもなく使えましたね
充電不足に陥ったのは、当方のクルマ使用頻度なら他バッテリーでもありうるコトだし
補充電することでバッテリーのインジケーターを見る限りでは完全復活してます
楽観視すれば、このまま使い続けて問題ナイとも言えるんだけど
これまで長い放置により数回思いっきり電圧降下させてしまったことと
使用年数を合わせると、コチラ札幌の上を行く極寒冷地に行くこともしばしばな当方ゆえ
保険という意味も含め、下記するバッテリーに更新するコトにしました

基本的に家電はほとんどPanasonicの我が家なので
次期バッテリーもCAOSとしたいトコロですが
未だLIFE WINKの作りが据え置きな点とやや派手な外観 (笑)
元々ごひいきだったBOSCHに同数値のバッテリーが登場したコトなどから
CAOSはひとまず卒業かなぁと
いいバッテリーだとは思うんだけどねぇ・・・

余生

そんなワケで、以前 MODELERS MIND にも書きましたが
満充電復活したCAOSには第二の人生を与えるコトにしました
最近は緊急時用に電源を確保できるパワーサプライ的アイテムをよく見るようになりましたが
ウチのよーに少し早めに現役引退させたバッテリーをその代わりとするのもいーかもね
コイツに世話になることなく、日々暮らしていければイチバンなんだけども・・・

LIFE WINKの有り方にはやや辛めの結論ですが
バッテリーとしてはいいモノだと思いますね それゆえ人気もあるんじゃないかと
ただ、そろそろ下記するCCA値もバッテリーチョイスの目安になるから
CAOSもちゃんとした数値を公表すべきだね

BOSCH Hightec silver Ⅱ 75B24L

hightec silver2_02_top

CAOSを現役引退させるにあたり
次期バッテリーはどうするよ? ってあたりからバッテリーについてイロイロ調べたりしたんだけど
どーやら最近はCCA値っていうのがひとつの選定基準になってるらしく
その意味について紐解いてみると CCA(コールド・クランキング・アンペア)の略で
にわか知識の当方がアレコレ説明しても意味不明だと思うから
気になる方は各々調べていただくとして
あえてカンタンに言うと、バッテリーの馬力もしくはトルク値みたいなもので
エンジン始動時(冷間時)の力量を数値化させた感じかなぁ
CCA値はバッテリーサイズごとに基準値があって
それを読み取るコトで自分のバッテリーがタフなのかどーかを知る指針にはなりますね
モチロンこの値が全てではないんだけど
コンディションを知る上で、一番シンプルかつ分りやすい数値っす
おそらくは、コレから売られるバッテリーにはCCA値の明記がアタリマエになってくるハズですが
今回当方がチョイスしたBOSCHは既に公表していて
ウチのヤツで言うと、CCA値510とのこと
同クラスならドライバッテリーなんかでもっと値の高いヤツはあるんだけど
液入りバッテリーのくくりで捉えると、510はかなりのスペックです
探究心旺盛の方がweb上で公開していたCAOSの値(実測値)が490らしいので
CAOSもなかなかのものですが、同条件で測定するとHigh tech silverⅡはもう少し数値が上がるカモ
ゆえにCAOSがメーカー公表値を明確にしてくれると、購入時の判断材料になると思うんだよね

まだまだ導入間もないので追々加筆していきますが
元々長いコト使い続けてたBOSCHだけに、エンジンルームにしっくりきますね (笑)

hightec silver2_02

CAOSではバッテリー横の溝に持ち手となるパーツを取り付け
車載後に取り外すといったハンドルでしたが、BOSCHはハンドルがトップに内蔵されてますね(左写真)
後々紛失等の心配がナイのと、装着の手間がナイっていう意味でも、個人的にはコチラの方が便利だと思います
インジケーターは一般的なモノでコレといった特徴はありませんが
CAOSでは表示位置が奥の方にあり、真上から見ないと分りにくい感じでしたが(現行モノとは違うカモ)
コイツは少し斜めから覗いても十分に確認できますね

hightec silver2_01

CCA値はやや誇らしげに (笑)、トップのステッカーにも記されてます(左写真)
こういう表記が追々スタンダードになってくるんだろーねぇ
コイツ、バッテリーながらにグッドデザイン賞を受賞したらしく
そういう目線で見ると、確かにスッキリとした見映えでデザイナー受け?しそうと言えなくもないね
いずれにせよ、過剰な派手さを求めないユーザーには質感含め アリ だとは思います
でも、天板のステッカーは個人的にイマイチ (謎)
決まりゴトとして記載しなくちゃイケナイ事柄があるんだろーから文句はナイですが
こども禁止 って考えるほどにヘンテコな日本語だなぁ・・・
説明書熟読 っていうピクトグラムもあり・・・ なんかアホ扱いされてるみたい (笑)
そんな事情をしっかりとステッカー上からも 熟読 して読み取り確認の後
ペリっと剥がして自作ステッカーに貼り換え(右写真)
どーせならこのくらいスッキリさせた方が当方の好みっす

hightec silver2_01_top

長期間によるインプレッションについてはまだわかりませんが
いずれそのアタリのコトは追記したいと思ってます
新規充電器にて補充電してから車載しましたが
取り付けの数時間後には早速 低温(-5℃)と暗電流 のせいか
バッテリーが消費されはじめ、すかさず充電器が補填してる模様
クルマ自体のメモリー維持目的やセキュリティシステムにはじまり
後付のドライブレコーダー等々、人知れず電気を消費するよーですね

最近は低燃費化目的のため 充電制御車 っていうのが多いよーで
ウチの120系カローラはその対象じゃないけど、140系からは充電制御車みたいっす
燃料の低消費とトレードオフするカタチで、バッテリーの負担は大きくなってるようですが
ウチの新米BOSCHは一応 充電制御車対応 のよーです(CAOSもね)
特に意識することなく高年式のクルマに乗ってる方は
自分のクルマはどーなのか知っておいて損はナイと思いますよ

今回 維持充電 できるよーな状態にしたからには
ゼッタイCAOSより長持ちしないと BOSCHダメダメ レッテル必至ですが (笑)
5年後、同じバッテリーのままでありますよーに・・・(祈)
ってかクルマは変わってないのだろーか・・・

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