OLFA・NT デザインナイフ他

カッターっていったい何種類あるんだ?

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奥の黄色いのがOLFAのアートナイフプロ(157B)ってやつなんだけど、刃先の拡張性が豊富でスバラシイ ウチの柄はアートナイフプロだけど、他にもこの替刃が使える柄があるようですね 握りがそこそこ太いので、スペース的な制約がない場合にはチカラもかけやすいし疲れません ウチの業務的にはスペース制約が多いんで、もっぱら手前のアルミ柄のものを使ってます コレはかなり昔から使っているんで正確なメーカーは忘れちったケド、この手のナイフはホビーショップにわんさか売ってますよね アートナイフプロよりは柄が細めで刃先の感触がつかみやすいんで、これまた手放せません
替刃はナイフ物としては3種、鋭角な三角刃は厚物の切り抜きに便利 なぎなたっぽいラウンド刃は布地のようなひっかかりやすい素材を切るのに具合がいいです ウチでは不織布をカットするトキに活躍してます もひとつはスクレーパー的なビジュアルの四角刃 手前に引き切る前者2つに対してコイツは押し切るという感じ 品番は写真に載ってます

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主に模型の補修時に活躍するのがホビーソーで、修復したい部分だけをくり抜くといった素材にあまりチカラをかけられない状況ではこの刃が実に便利 カッターに比べれば入力時のチカラは少なく済むんで、触りたくないトコへのダメージリスクが最小に抑えられるかと 希望があるとすれば、刃には若干のアサリ(刃に折り目が付いてる)があるんでストローク時のキズが付くんです ま ウデがあれば大丈夫なんだけども・・・でもアサリ無しってのが出るとケッコウうれしいカモ この刃も使用状況によって柄を使い分けてます
中央のタミヤ製(74018)はOLFAのOEMなんだけど刃にはなぜか互換性無し 刃の形状もビミョーにタミヤの方は先端が細くて、より細部で使えるからウチ的にはどっちも必要 細い分タミヤの刃はチカラ加減がデリケートです ムリにこじれば簡単に曲がってしまうから、メンドーでも直線切りの刃に交換して使うべきですね そういう意味でOLFAの刃は融通が利くカモ どっちにしてもアリガタイ刃ですねぇ

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ここからは更にピンポイントな場面で使ってるカッター達です 出番はマレなんだけど、ナイとなると今となってはすっごく不便なんで、引き出しの中でじーっと出番を待ってます デザインナイフと称する交換刃式の刃先は、海外製の方がバリエーション豊富で、なるほどねとうなずけるのもケッコウあるんだけど、いかんせん供給が不安定 買える場所も限られるとなると時間制約がある仕事ではペケです
趣味で使うなら半年でも待てるけど・・・そんなんで販売してた当時にはもっと種類があったんだけど、今では海外製は3種程度 気付けば日本製のバリエーションも増えたしね

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スイブルカッターはNT製で現行モデル(SW-600G)とはちょいカタチが違うけど、先端のメカニズムは共通で、その名の通りスイブル機構(くるくる回る)が付いてます 刃先がくねくねするんで最初はとまどうんだけど、慣れてくると曲線切りが得意ワザになってしまうくらいに便利 イマでこそ塗装時の文字抜きはカッティングマシンがほとんどだけど、まだPCがなかったコロの文字入れやグラフィックなんかは全部コレでやってましたね 曲面のライン(トライバル模様とか)は未だにコレでやってます ビミョーなチカラ加減で追従させるカッターなんで厚モノには適さないけど、ランダムな曲線用としてはサイコーなカッターです
替刃はOLFAだとXB10やXB102など、NTだとBDC-200Pが一般的かな コレを書いていて品番を調べてみると、NTからはジルコニアセラミック(BSB-11P)やサーメット(BSB-12P)、超硬刃(BSB-13P)といったスペシャルブレードが存在してる!コリャすごいね お値段もスペシャルだけど・・・使ってみたい!

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ほとんど使わなくなった海外製の中で生き残ったのがコイツです ヘンテコなカタチをしてますが、任意の幅をダイヤル調整して等幅の二本線を切り抜くっていうカッター 替刃を探すコトなくイマはデバイダー(ケガキ用)として使ってます 何気にランダムにくねくねする二本線を切るってのはメンドーなんだけど、コレだと一本だけ線を下書きしておいてコイツを走らせると二本線の完成となるワケです 小さいスケールの道路とか川の線形を切り取ったりするのに重宝します
ケガキにしか使わないのは、刃厚が厚くて丈夫なのはいんだけど、厚い分素材を押しつぶすんです それでもチカラを強く入れれば切り抜けないコトはないんだけど、相手が薄紙なんかだと破ったりなんてこともあるし、成り立ち上高負荷をかけると刃先が狭まったりして不安定 で、ケガキ用となったんです アタリさえつければ一本ずつフツーのカッターで切るのはワケないからね アタリ付けだけでも硬質な素材が相手となると刃先を持っていかれるんで、ネジ部に必要な幅分のワッシャなんかを挟めて使うといい線が引けます

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最初に登場したアルミ柄のより更に細くて替刃はスイブルカッターと共通な一本で、NT(DS-800)製です 刃と柄の距離が短い分、精密かつ精度が求められる曲線カットではこのくらい柄が細いとやりやすいですね 柄の太さもだけど、精密となると影すらジャマだから細いのはアリガタイんです コレを使ってるトキは版画家の棟方志功スタイルですね 目と鼻の先にナイフがあるような・・・ イヤマジで
どんなに精度の高い展開図をPC上で作ったトコロで、切り出すトキは手作業です 写真のドームは紙に展開図をプリント後、このカッターで切り抜いて組み立てました 曲線がビミョーすぎてやっかいだったけど、フリーハンドで切ったワリにうまくいったのはコイツのおかげだと思います ま ホントに大変だったのは組み立てなんだけどね
刃のワタリから見て厚モノにはあまり適さないけど、薄モノを細かくじっくり切るなんてトキには快適な一本だと思いますよ

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最後はOLFAの細工カッター(141B) 上で紹介したカッターの金太郎飴替刃バージョンみたいな感じですかね 一見通常のカッターと同じボディなんだけど、鋭角な刃先に合わせて先端形状が少し違います 細工カッターという名前ではあるんだけど、ウチでは粗切り時に入り角だけはピシっとさせる場合に使ってます 精密な作業で使わないのはボディ内で刃が遊ぶからで、刃先を切り返すなんて状況で線形が崩れがち(自分の場合)握りが板状だから円筒状と違いチカラを一定にしにくいなど
まったくもって使い手の好みなんですが、上で紹介したようなカッター達ほど使用頻度は高くないかな 自分にとってコイツの魅力は刃先を入れ替えることなく使い続けられる点と、スタイロフォームなどの厚く柔らかい素材に刃先を深く刺せる点 上に登場したカッターではせいぜい15mmくらいまでしか厚モノに対応できないけど、コイツは刃先を長く出すことが出来る分対応レンジも広いしね

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