KING JIM TEPRA SR-3700P

フツーのプリンターでやれないコトではないんだけど・・・

SR-3700P

小さいキーボードの付いたテプラはかねてから愛用していて
もうちょい字体が・・・とか、レイアウトが・・・などなど
機能的な不満はあったものの、パっと作れるシンプルさはやはりスバラシイ
でもコイツは少しばかり違います 
PC接続(macもOK!)専用で、カンタンに言えばプリンター的扱い
つまり、テープ幅の中では文字もイラストも自由なのだ!

KING JIM TEPRA SR-3700Pを観察してみます

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イメージ的にキーボード付きっていう印象が強いテプラだけど、コイツにキーボードはないんです 事務仕事と縁遠いゆえに知らなかっただけなんだけど、オフィスユースではケッコウ前からこういったPC接続仕様ってのはあったらしいですね たまたま事務所に転がってたオフィス系(アスクル的な)冊子をパラパラやっていて、コイツを偶然発見!思わず「アッ!?」って声が出ちゃったね

幅48mm×奥行き145mm×高さ107mmでコンパクト 色は一見ソリッドなホワイトなんだけど、よくよくみるとパールホワイトだね 
立てても寝かせても使えるんだけど、ひんぱんにカートリッジ交換するなら寝かせた方が使いやすいかも とにもかくにもこのスッキリとしたデザインがいいです カタチにコダワルmacユーザーなんかも意識してるんでしょうね 
でも最近のアップルはアルミ素材がお気に入りなのか、それまで全盛だったアクリルっぽさがないから、新型macに馴染むアルミパネルモデルなんかをリリースすると人気に火がつきそーだね 

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フタを開けるとテプラユーザーには見慣れた雰囲気 フタを開いてできることはカートリッジ交換と定期的にやるべきヘッドクリーニングくらい 交換作業はいたってカンタンです 対応テープ幅は4~24mmまで 欲を言えばこのシェイプで最大幅の36mmまで対応していたらパーフェクトなんだけどなぁ
上位機種(SR-3900P)になると36mm対応だったりハーフカットとかエッジトリマーなどなど魅力的な機能満載なんだけど、いかんせんカタチがいびつ 事務仕事にたたずまいは重要じゃない?そんなことはないと思うけどね
ま 事務用品の気取らない良さってのもあるから、見ようによってはイケてたりするんだけども、せっかくの高機能だからホームユースを意識したバリエーションはあっていいと思います

背面にはACアダプタジャック・USBコネクタ(Bタイプ)・デモ印刷ボタンがあります アダプタとUSBケーブルは同梱、18mm幅のカートリッジも付いてるから、とりあえずテストプリントするまでに新たな購入品はないですね

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本体説明書の他に、windowsとmacOSXに対応したソフトのCD-ROM、ソフトの使用説明書が付属します ウチではこのソフトを使ってないんで、使い勝手に関してはなんとも言えないんだけど、画像を取り込んだりソフト上でカンタンな絵が書けたりと、バンドルソフトながらなかなか使えそうです

先述したとーり、プリンタとして認識するから、使い慣れたソフトで入力できるとこがコイツのスバラシイところ ウチではひんぱんにアドビのイラストレータを使うんで、もっぱら使うのはイラストレータ上ですね 
使えるフォントはPC側に依存します 色はカートリッジに設定されてる印字色になるから、基本的に一色 多色刷りできないってのは泣き所ではあるものの、単色ゆえに絵作り魂に火が灯るとか灯らないとか・・・(謎)

いずれにしても印刷できるサイズがサイズなんで、イラストにしても文字にしてもパキっとした絵に加工した方が、コイツの良さが生きてくるよーな気がします

ちょいと使ってみましょうか

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24mm幅の白地に黒文字のカートリッジを使ってプリントしてみます データはこのサイト用に作ったテーパーヘッドボルトロゴと、木工道具用に作ったヘンテコなロゴを使います プリントは一枚ずつやってもいんだけど、その都度テープ送りをするんでテープのロスが出ます(1センチ程度)
同じモノを連続して印刷する場合などは下写真のように区切り線を入れたデータにしておいて、一気にプリントするとロスが少なく済むと思います

印刷をスタートすると、送った分のテープが出てきて一度カットします この動作がちょい面白くて、おっさんが「カーッ、ペッ!!」ってやる感じ コレは手にしたヒトのお楽しみにしておきましょう

テープ送りとカットが終わるといよいよ印刷が始まります ニュ~っと写真上のように印刷されながらせり出てきます でもって最後はやはり「ペッ!!」と切り離します(笑)

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印刷できる範囲は24mm幅で大体17mm程度かな フツーのプリンターのようにフチなし印刷はさすがにできないようです 印字ヘッドの構成上、コレばかりはどうにもならないね(192dot・270dpi) コレがSR-3900Pになると(384dot・360dpi)になるから、コイツ以上に高解像度なのは間違いないっす

肉眼ではあまりジャギー感はないんだけど、少しイジワルしてマクロ撮影してみました やっぱりマクロ撮りするとジャギー感はしっかりあるね でもコレ、拡大したからこそ認識できるものの、肉眼(視力1.5)で凝視してもわずかにボソボソ感がある程度 印刷イメージから逸脱するほどのコトではないです

この解像度を是とするか非とするかは使い手次第ですね 高さ1~2mmのフォントを多用するなんて場合にはやっぱりSR-3900Pの方が見やすい印刷になると思うけど、コレはコレで個人的にはケッコウ満足してます

カートリッジのバリエーションはイロイロあるねぇ

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ウチではあまり派手な色のカートリッジは使わないんで、ストックしてるカラーバリエーションは知れてるんだけど、白地に黒文字主体で使う方にオススメなのはロングタイプのカートリッジで、通常8m巻きに対してロングタイプは16mと2倍 価格も倍かと言えばそんなことはなく、大体1.5倍程度だからケッコウお得です 幅は12・18・24mmの3種類 後からの手間を惜しまなければ、12mmに収まるデータなら24mmに段組みして印刷するのがイチバン経済的だね
(ロングタイプ品番:SS12KL SS18KL SS24KL)

クルマやバイクいじりにあると便利なカートリッジもあります 個人的にはコイツがイチバンのお気に入りなんだけど、熱収縮チューブタイプのカートリッジ サイズは5φと11φの2種類(収縮前のφ数です)何に使うかは分かると思いますが、オリジナルでひいた配線へのプロットや純正配線に加工した場合の再プロットなどなど コレの3φが出るとうれしいんだけどなぁ
(熱収縮チューブ品番:SU5S SU11S)

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5φモノ(SU5S)をテストプリントしました コイツの収縮率は直径方向で50%程度で長さ方向で15%くらい 密着固定できるケーブルの太さは2.8φから5.5φってことなんで、バイクでよく使う0.75sqや1.25sqだと収縮してもクルクル回ってしまうんだけど、軽く炙ったラジオペンチなんかで余白を挟むと動かなくすることはできるんで大きな問題にはなりません

収縮させる前提なんで、文字はなるべく大きく印刷しておくといいです 写真下はケーブル(2.5sq)に通して収縮させたものです 印刷した時点ではデカ過ぎるのでは?って感じるけど、見事に縮まるのであった・・・
収縮させるにはメンドーだけどホットガンを使った方がいいですね ライターでもモチロン収縮するんだけど、せっかく印刷したとこがススけちゃうのだ

いつのまにか無くなったんだけど、コレが出た当初は黄色もあってプラスマイナスで使い分けてたんだけどなぁ 多分あまり売れなかったんだろうね(涙)
ウチにはデッドストックの黄色がラスト1本!大事に使おーっと

テプラユーザーならご存知ですよね?

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本体のお話ではないんだけど、テプラのテープに限らずシール程度の厚みならカット可能なキングジムのはさみ(トリマー RT36W)をご紹介
印刷したシールはカットしてそのまま使ってもいんだけど、このはさみを使うと角を丸くできるのだ 見た目だけじゃなく剥がれにくくなるという利点もあるからコレはオススメです また通常のはさみとして使える部分もあるんで、先述したセンターラインめがけてカットするときにも便利です

なんだかヘンテコな形をしたはさみなんだけど、使い勝手にクセはなく、初めて手にしてもフツーに使えます ちなみに最上位機種のSR-3900Pにはこの面取りを自動でやってくれる機能が付いてるのだ ま このはさみがあれば十分なんだけどね コレにもマイターカット(45度切り)やもうちょい小さい&大きいRのバリエーションがあるとうれしいけど、多分売れないよね

それまでカッターで感覚にまかせてやってた面取りから見れば、均一な仕上がりが得られるのはアリガタイ限りです

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はさみを使ってますの図 はさみ側にテープを沿わせるガイドがあるんで、切りたい場所に合わせてからフツーのはさみと同様に切ります 刃の作り方が実にアイデアもので、原理はフツーのはさみと同じなんだけど、テープを沿わせる台座に肝があるね 開発した方に喝采を贈ります

あ ひとつ上のカートリッジがらみについて書き忘れてたコト カートリッジを収納しておくのにイロイロ探した結果、クリアケースでお馴染みのPLANOから出てるMODEL3730ってのが、仕切りを外すとちょうどいいサイズでした 

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角のRは2種類あって、使い方で見映えにも影響が出ます 小さいモノはやはり小さいRで面取りした方がバランスもいいんだけど、大きいモノでは用途に合わせて選択した方がイイカモ 写真の白いシールは右が小さいR、左を大きいRで面取りしたモノなんだけど、Rが大きいモノはカジュアルというかポップな印象だけど、小さいRだと少しかしこまったイメージにも見えます 

ま どーでもいいっちゃ、どーでもいいコトなんだけども・・・

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本体から逸れてはさみバナシで終わってしまいそうなんで、最後にウチでこのテプラを使ったトコを少しだけご紹介

仕事の中心となるカッター替刃ボックスへのプロット 一目でどの刃か分かるように替刃形状を図案化してます 左下の2段になってるトコは、2枚に分けて印刷してツライチで貼り合せてます 36mmなら一発でいけるのかなぁ

写真下は仕事なんだか趣味なんだか混乱してきたLEDのストックボックスです 色目はLEDを凝視すれば見分けつくけど、細かいデータは確実にアタマからすっ飛びます だもんで、アンペア数や購入店などをしっかりプロット モノ忘れの兆候はこんなトコにも現れるのだ(涙)

最近ようやく作業場も顧客への信頼度・プレゼンだということを感じ(オトナだねぇ)整理整頓はやはり基本だなぁと 整理されてて困ることはないからね その手助けをこのテプラはしてくれると思います (何とかまとまった)

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