Aladdin BF3902 BLUE FLAME HEATER

何ともいえない たたずまいの良さ があるストーブだよね

ALADDIN BF3902

カミさんがヒトリモノの頃から愛用していたストーブなんだけども
我が家にやってきてから用途が定まらず、ずーっと稼動してないながらもこのステキなたたずまいである
捨てる気になんてなるワケもなく
どこかで使えるよーにしたいと思いつつ早数年といったトコロ
で、明確な使い道が決まったんで、メンテナンスとクリーニングを施して再起動!
初めてこのストーブが稼動しているのをケーケンしましたが
なんとも不思議な魅力のある温もりなんだよねぇ コレが

Aladdin BF3902 BLUE FLAME HEATER (日本エー・アイ・シー株式会社)

ステキなたたずまい味のある着火部だねこのブルーリングがステキだな

ウチのヤツは既に廃盤となってる品番なんだけど、現行モノはBF3905として販売されてるよーだね
詳細は把握しきってないんだけど、現行モノはCO2対策のキャニスター的パーツが追加されてるみたい
着火の際は筒部分をガバっと開いて芯を出し、マッチ等で火種を数箇所に与えるって工程
写真は既にメンテ済みなんだけど、清掃時に数本マッチ棒が出てきたね(笑)
スイッチオン!で着火する便利さに慣れてると、こういったひと手間はメンドーかもしれないけど
そこも含めてコイツの魅力と解釈すべき手続きかもなぁ
でもって着火したらもうひと手間(笑) 炎を写真のよーな青色に調整して着火完了となるのだな

ウィッククリーナーすばらしい説明書ダサイ油量計

付属品はウィッククリーナーなる芯のススけたとこを削り取るツール(左写真)
着火までの手続きこそありますが、あえて詳しくは書きません
それは取扱説明書がとにかく秀逸と感じたためで
初めての方でもまず問題なく使い出せるハズと感じたから というのがその理由
また、webサイトからも使い勝手のQ&Aが閲覧できるよーだから、何かが起きてもどーにかなるのではないかと
そんな褒めまくりのアラジンストーブですが、唯一気に入らないのが油量計等の雑なデザイン・・・
ココは日本だから漢字なのはいーとして、全体の雰囲気からもう少しどーにかできなかったのかなぁ
あと、底板に消しようのナイ印刷済みの使用上諸注意モロモロ
自己責任において、剥がせるシールくらいにしておいてもらえるとヨカッタんだけどね
まぁ最近の諸事情を思うとメーカーとしても致し方ない所だろーけど
80年以上前にイギリスで生まれたこのカタチに対して手を加えるって捉えると
たかだか油量計のデザイン・・・ はちょいつまらないのではないかなぁと
カミさんもこのアタリはまったくの同意見でしたね

ま それを差し引いてもやはり魅力のあるカタチではあるね!

久々の復活に伴い、着火芯の交換をしましたよ

16LP

コレはイイところと言っていい部分だと思うんだけど
古くから変わらないコイツは補修部品もしっかりと入手可能 スバラシイ
カミさん曰く、ケッコウ着火芯を削ってるからそろそろ換え時かもよってコトだったので
以前入手しておいた着火芯(ウィック)を交換することに

工程01

何やら難しい感じもしますが、工程は至ってカンタンっす
まずは三つ穴の開いてる筒を抜き取ります コレはささってるだけなんで引き抜けばOK

工程02

ココは手順的にシビアではないんだけど
ウチでは次にAladdinロゴの付いたカバーを取り外し、中ネタの下準備をしておきました
ココは説明するポイント(順番)がいくつかあるんだけど
やはり説明書が丁寧なんで、そっちの方がより確実っす だもんで、割愛
じっくり読めば初めてでもきっと大丈夫なハズ!
あ 小汚い手が写ってますが(失礼)、何かと手は汚れるんで軍手やゴム手はしていた方がいーです
オレ? 作業時の手袋類がニガテなのよね・・・

工程03

お次に先ほど外した筒の外周にあたる部分の筒を更に取り外し
ココはちょい左に回して勘合を外してから引き抜く感じかな
コレでウィックが丸裸状態になり、上下させるギア部分を解除すればウィックが取り外せます

新旧横並び

取り外したウィックに付く金属パーツは再利用するんで、ウィックから抜き取ります
で、交換直前に新品ウィックと並べてみたトコロ、着火部分の長さがちょい違いますねぇ
でも古い方のヤツってまだ使えるよーな・・・ まぁいーか

キレイキレイ

新品ウィックに交換できたらあとは逆の手順で組み立て直すだけなんだけど
せっかくだから外した部品を清掃&磨き直ししました(左写真) 雰囲気いいよねぇ
で、ウィックに灯油が染み込むのを小一時間待ってからテスト着火!
ココでちょっとしたトラブル?
覗き窓がススけていたのを掃除し忘れたまま点火状態を確認していたら
一向にいい感じの青色にならない!! 組み間違えたかなぁとしばらく試行錯誤していたんだけど
途中で覗き窓が汚れているのに気付き、キレイにしてみると何てことはない
青色が見えてないだけだったのだ(汗)
定期点検及び掃除をされる方はくれぐれも覗き窓の掃除を忘れずに!

BLUE FLAME

BLUE FLAME・・・ 落ち着くゆらぎだねぇ

少し長くなってきましたが、ココからはいつものマジメなおふざけを少々

火力はどーなの?

たたずまいはスバラシイとして
肝心のストーブとしてどーなの?ってのは素朴なギモンではないかと
で、たまたま塗装ブースの温度調整で使ってるフツーの反射式ストーブが
サイズ的にどっこいで、いい比較対象になりそーな感じ
今回比較したトコロ、いくつか気付いた点はありましたが
優劣というよりは使い方・目的でこの2者には明確な違いを確認しました
アラジンストーブを検討してる方には少しだけ参考になるかも!?

側面比較

ストーブであるからには、どの場所でどのくらいの熱量を発するかは大事なポイントだと思いますが
ストーブ側面の温度を計測してみるとお互いにハッキリとした違いがありました
数値は数回計測し直した平均温度付近なんで上下はありますが
ココはやはり反射式ストーブに分があり、体感的にも伝わる温度は反射式が上ですね
オマケに反射式は火元(赤くなるトコ)が真正面にあり、ココは計測不能なくらいの高温だから(300度以上)
ストーブ前でガッチリ温まるのが目的なら反射式が断然有利だね

上面比較

でもって天板に移動すると、アラジンの方が30度ばかり高め!
この計測をする前、上に載せたヤカンの水の沸騰が早いなぁと感じてたんだけど
その差を数値が証明してくれましたね
もう少し付け足すと、アラジンの熱方向って基本的には上向きなんじゃないかと
で、部屋に暖かい空気を対流させつつほんわかさせるのに対して
反射式はハッキリと側面に熱方向がありつつ、上部でお湯も沸かせるといった感じ
熱量の優劣だけで言えば反射式が一枚上手だなってのが総評になりますが
使い方によってその優劣がすっ飛ぶのもコレまた事実
背面に熱が及ばない反射式はある程度壁に寄せられるから便利
熱の指向性が360度のアラジンは、仲間内で円座になって語らうのにはもってこい
置いてあるだけでなんか雰囲気出しちゃうって意味では断然アラジン
オレだけを温めろ!って使い方なら問答無用に反射式がサイコー
まぁ 結局どう使うかなんだよね(笑)

とりあえずアラジンの熱量を2次的に利用するなら
ドラム缶をスライスして底に網を張ったモノを天板上に置けるよーにして
そこにガンコート処理したパーツを入れて釜焼きしたいぞ(笑)
温度管理(170度)はもうひと思案必要ですが
一瞬ホンキになったとかならなかったとか・・・ 誰か作って~

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