3M マスキングテープ 243J Plus

マスキングテープもなかなか奥が深いようですねぇ

3Mマスキングテープ
本来のマスキング目的の他に
紙類の仮止めや部材どうしが接着されるまでの仮止め
ドラフターに図面を貼り付けるトキなどなど
ウチでは最も使用頻度の高い片面テープです

知るほどに細分化されてるコトに驚いてます

243J Plus

6~7年前からすっかりウチでは定番の3M 243J Plusです 正確にはウチで使い始めたコロの品番はただの243(写真左側)、その後243Jとなり現在の243J Plusに至ることを、このテープを調べていて知りました 品番の変化は管理上のことではなく、クオリティアップによるもののようで、243J Plusは243Jに比べて曲線性、タテ裂け性(裂けにくさ)、直線性、のり残り、引き出し性などが向上したそうです(自社比較データ参照)
そうなると、ウチに在庫されてるただの243なんてのは一見同じものでも現行モノからすればかなり劣っていることになります 試しに引き出し性やタテ裂け性などを比べてみるとなるほど、シロウトにもハッキリ違いが分かります でも比較しないと気づかないだろうけどね 改めて調べてみると3Mには数十種類のマスキングテープが用途別にあって、そのピンポイントな商品群に驚きました おそらくウチで使うならそれほど的を絞った性能である必要はないんだけど、オーダーによっては必要なトキがくるかも!?
勉強しとかないと・・・

3M 243J Plus2

スペックはともかく、ウチの定番になる理由がそれなりにありまして、コイツを知るまでマスキングテープなんて付けばいいってくらいの認識で5巻セットの安いのを在庫してたんだけど、1年後くらいに使おうとするともれなく粘着面がデローンとねばねばになっていて、新品なのにグッバイみたいなムダを出してました これらと同時期にホビーショップで入手した6ミリ幅の3Mモノがあり、コレも一年以上経過していて試しに引き出してみるとなんとフツーに使えるのだ それからというもの在庫はいつしか全て3Mとなり、新旧モデルにカンケーなく使い続けてるというワケ 経年劣化の少なさだけじゃなく、コイツのお気に入りポイントはまだあって、NTラシャっていう色数の多いフラットな質感の色紙を仕事で使うことがあり、これらを仮止めしようとすると普通のマスキングテープだと表層を剥がしてしまうんです 手に付いた粘性は3Mの方がねっとりしてるんだけど、3Mでは剥がれが起きないんです イキオイよく剥がせばやはり同じ症状がでるんだけど、滅多に起きませんね  あ 本来の用途であるマスキング具合について書いてない・・・

80J

本来のマスキング目的としては申し分なく、テープ幅を間違えなければ3次曲面にもしっかり貼りつきます 例えばヘルメットなんかだと18ミリ~24ミリくらいまでならピタっと貼れます テープ厚も薄い方なんで見切りラインもキレイに出ると思いました 図案を切り抜くなんて場合でも細部でゴチャっとなりにくく、エッジもシャープで問題ないですね 
安価なものより1~2割高価ですが、スペックは3~4割上だと思うんでおススメです!

ハナシ変わって、最近お値打ち品で入手したScotchの80Jマスキングテープです 見ての通り日本語表記なんで調べてみるとデータが皆無です・・・近い品番で80とか80Sとかはあるんで、これらの先代モデルなのかなぁ あまりに情報が乏しいんで現在本家(3M)に問い合わせ中です 上で紹介した243よりはテープ厚が厚く、巻きも18Mの243に対して50Mあるんで、住宅なんかの広範囲で使うヤツなのかなぁとか想像してます 
ちなみに80はシーリングマスキング類になり一般サイディングボード用、80Sは超荒目サイディング用、80Rはプライマーに強いサイディング用、79Hはガラスサッシ用、79Sは同用で直進性重視、99RSはコンクリートタイル・パネル用、99RKは同用で軽い巻きだし仕様 住宅用途だけでこれだけありました・・・いったい3Mには何種類マスキングテープが存在するんだろーか・・・

後日3Mからの回答がありました パッケージ通り一般塗装用で、粘着度はガラス用と同等なのだそう つまり平滑面に使用することが前提で低粘着寄りの設定らしいっす なるほどねぇ メールじゃなくて電話が来たからちょい焦ったぞ(笑)

これまたナゾの養生フィルム登場です

PTD-2090-24SB

上で紹介した80Jの横で同様にお値打ち品売りされていたScotchの養生フィルムです(PTD2090-24SB)商品の成り立ちを見ると、英語表記のパッケージに日本語の説明文が貼られてます 検索すると引っかかるのは海外サイトばかり ま 目的が広範囲を手っ取り早く覆うことなんで、あまりシビアにスペックを知る必要もないんだけど、ワカラナイとなると知りたくなるのがヒトってもんです とはいえ分かったことといえばテープ部がアメリカ製、フィルム部がインドネシア製で、データ表記を真に受けると2001年製・・・古すぎるだろ!(ま 使えればいんだけどね)

気を取り直して、テープ部は同様の養生フィルムと同じクレープ紙で適度な曲線は追従できます 粘着面もまだ死んでないから使うコトに不都合はないですね

お値打ちなのもさることながら、コイツが魅力的だったのはディスペンサー付きだったため ありそうでなかったのでは?(知らないだけかも)

PTD-2090-24SB-02

トイレットペーパーホルダー的使い勝手のなんてことないものなんだけど、コレってかなり便利 養生フィルムをハダカで使ったコトのあるヒトなら分かると思いますが、必要分を切るトキってカッターやはさみを使うと、たまにフィルムを切り損なうトキがあってビミョーにいらつきます そんな意味でこのディスペンサーはチャっと切れて(ホントはそれほど切れ味は良くない)サっと使えるから具合がいーのです 実は具合がいーのですと言い切るため、切れ味の良くない刃先は砥いで刃を立てました それをする意味があるくらいに便利だしね
フィルムは広げてみるとなんだかオシャレ 3Mのロゴが連続して入ってます ここでもうひとつ疑問が・・・ディスペンサーに収まってきたフィルムは青いんだけど、詰め替え用のフィルムは白 表記されてるサイズ(めいいっぱい広げて609mm)などは同じ、材質も同様、色以外に違いは見つからなかったんだけど、例えば青は溶剤に強いとか違いがあるんじゃないかと勝手に想像してみたりして ナゾがナゾを呼びます

PTD-2090-24SB-03

なにはともあれ、多分この養生フィルムは在庫がハケた時点で入手困難だろうから性能はいーとして、ディスペンサーがイマまで使っていた養生フィルムで使えなければ意味がありません 店先で長さを合わせてみると巻きサイズも長さも同等!ディスペンサーを継続して使い続けられそうってことで購入決定となったワケです

芯部分は写真のようにカンタンなロック機構がついていてコレを解除することで芯棒を抜き差しできる単純構造 カッター部には保護クリップが付いていて親切 多分すぐ無くすだろーけどね 総合的にみて使い勝手がいーから無くなる前にもうひとつくらい入手しといてもいーかなぁ 

サービスデータ

243J Plus (黄色) ※ホームセンター等で入手可
テープ長さ 18m - テープ厚さ 0.08mm - 伸び 5%(破断時) - 耐熱温度 120℃(目安/1時間)
粘着力(N/10mm) 1.06 -  引張強度(N/cm2) 28.6

343(トップ写真の若草色のテープ 厚み・強度が243よりタフです 直進性重視?) ※ホームセンターでは見たことナイっす 
テープ長さ 18m - テープ厚さ 0.085mm - 伸び 7%(破断時) - 耐熱温度 140℃(目安/1時間)
粘着力(N/10mm) 1.06 -  引張強度(N/cm2) 38.2

powered by Quick Homepage Maker 5.1
based on PukiWiki 1.4.7 License is GPL. QHM

最新の更新 RSS  Valid XHTML 1.0 Transitional