三脚 King FOTOPRO C-4i 

どことなくバイクの部品に通じる雰囲気があるんです

FOTOPRO C-4i

誕生日プレゼントとしてカミさんが買ってくれた三脚っす 
何か欲しいモノある?と尋ねられれば、バイクのココのネジとココのベアリングと・・・
と、プレゼント感が希薄になるんで(笑)
どーせ買ってもらうなら互いに使えるモノってコトで三脚をプレゼントしてもらうことに

三脚と言えばベルボンやスリックなんかに落ち着きそうなトコですが
自分も当初は予算や縮長(縮めたトキの全長)から スリック スプリントMINIⅡ 狙いだったんです
で、いざショップに実機を見に行ったトコロ、何やらカラフルな三脚発見!
しかもよーく見てみると妙に作りがいい上に、価格もお目当てのスリックよかリーズナブルときたからさぁタイヘン

その名も King FOTOPRO C4i コイツは三脚には珍しく5色展開(シルバー・レッド・ピンク・ゴールド・チタン)で
道具は地味派の自分にもピンクは若干魅力的に感じたくらいいい色でしたね(さすがにチョイスする勇気はなかったケド・・・)
この色並びならシルバーよりはシックなチタンを選びたいトコロ
で、店員さんに頼んで実際のチタンカラーを見せてもらうと、シルバーに薄めの青紫が載った感じの見映え・・・
チタンってこんな色だったかなぁとか思いつつ、単純に好みの色じゃなかったっすね
チタンカラーにシックさをイメージしてる方は実機を確認するコトを勧めます!
青紫好きにはいい色だと思うけどね で、結局シルバーに決定!

予算制約がなければ同形状(シューは違います)のカーボン脚で300g軽量なタイプもアリ
コチラはオールブラックで更にカッコイイっす

コレ、カメラアクセサリーではお馴染みのKing製でFOTOPROっていう商品名かと思いきや
FOTOPROっていうメーカーが中国にあるよーで、そこの商品をKingが代理販売してる模様
生粋のチャイナものなのだ こう書くとな~んだとなりそうですが
作りはどこまでバラしても (オイオイ) しっかりしてるとしか言いようがないのだ
この値段でココまでやられると・・・ 日本メーカーもうかうかしてられないね

King FOTOPRO C-4i

通常開脚一段開脚二段開脚

ややコーフン気味に書き出したため前置きが長めでしたが(失礼)、次期三脚では脚の開度を選択できるのが希望で
コイツは3段階に開き具合を調整可( 脚を縮めた状態でシュー付近の高さが約47cm・33cm・19cm )

調整後調整時

脚の開度を調整するには上写真のスライドロック?部分を右上写真のよーに引き出し
固定したいストッパー部分(上部のガタガタ)に添わせればOK セッティングはカンタンです
気に入ったのは開き具合だけじゃなくてココの動きっぷり なんとなくカチャカチャしそうなトコロだけど
ムニっと動きガタつきが感じられない点 実にココチ良い動きをするのだ
ナゾのカーボン柄が気になりますが、コレは自家製っす(あまりカッコ良くない)

脚の付け根01脚の付け根02

ムニッ?の核心に近づくため分解してみると、思ったよりシンプルな構造
ナイロンワッシャでも使ってるのかと思ったケド
止め位置の決まってるボルトにウエーブワッシャ・パーツ座面に塗ったグリスでムニッは実現してるよーだね
ちなみにココのボルトにはネジロック剤が塗布されてるから緩めるのには少しチカラが必要
ネジロック剤を持ってない方はバラさない方が無難カモね (バラす必要もないか・・・)

付け根調整硬さはどーする?
脚の開き具合を調整するため(固さ)、六角レンチが一本付属します
購入時はやや固めかなぁ 女性が使用するなら少し緩めてやるといーかもね
あ 右上写真のよーに分解までする必要はナイっす こんなパーツ構成ってコトです
リブの立ったワッシャが組み付けと可動に寄与してるっぽいっす(グリス塗布含)

脚の引き出し調整部分フル

脚の引き出し部分はネジ込みタイプで、1/4回転で締め緩めできるっていう機構らしい
確かに必要以上にクルクル回さなくていいのはなかなか快適です ゴムの質感も良好
上中央写真はていいっぱい緩めてネジ込みを外した状態 シルバー部分は本体色に連動していて
ピンクを選ぶとココもピンクになります 脚を最大に引き出したのが上右写真
この状態でセッティングすると、センターポール未使用でシューまでの高さが約122cmってトコロ

雲台雲台

カメラを載せる所(雲台)はボールタイプの自由雲台が付属 水平回転時の目盛り付き
あと、撮り忘れたけど3箇所に水準器も装備 (以外と使えます)
固定ノブの動きはしっとりしていて、コレまたココチ良い 
っていうか調整で触るノブ類は全般的にしっとりとした使い心地 スバラシイ
雲台は取り外し可だから、雲台のみ交換もできるね カメラのサイズ的に自由雲台が厳しい方にはいいトコロかも
ミラーレス一眼くらいのボディサイズなら、レンズ構成にもよるけど必要にして十分だと思います

センターポール01センターポール02分解

センターポールはスライド抵抗を調整可(上左写真)固定は上中央写真のノブ(モチロン、ムニッです)
ポールを最大に引伸ばしてシューまでの高さが大体148cm カメラを載せればほぼかがむコトなく(身長170.5cm)撮影可能っす
イチバン最初に紹介した脚を開いて低くセッティングする場合、上写真右のよーにポールを分解することで可能になります

ポール端部縮長のセーブ撮影の応用

また、ポールの端部にはネジ山があるんで、雲台をコチラに挿して縮長を縮めるコトも可能
この逆さ付きする雲台を利用しての撮影ってのもアリかと
例えば模型を脚でまたいで被写体に接近!なんてワザが模型サイズによってはコレで実現できるのだ
マクロ撮影は三脚使いがベストだしね カメラがバリアングルモニターだからこそ生きる使い方カモなぁ

縮長ストラップ

購入時、最後まで悩んだのが縮長 コイツは候補だったスリックよかやや長めの48.5cm(約12cm差)
雲台をセンターポール付けにすれば約42cmなんだけど、脚が広がる分ゴロっとするから
雲台を別体にしてしまうのがツーリング時の収納としてはイチバンいいかなぁ
シンプルながらも十分使えるストラップも付属しますが(収納袋はナシ)、パッド部分は作りが若干チャチいかな

シュー01シュー02シュー03

内容が前後しますが、雲台はクイックシュー仕様 価格的にカンペキといっていいくらいの三脚なんだけど
ココの使い勝手だけが気に入りません 作り自体は写真のとーり削りだしのアルミらしくなかなか良好だし
分離時にいきなりカメラが脱落しないよーにストッパーが付いてるのもスバラシイんだけど
カメラ側の台座固定(上中央写真)に少々問題アリ 固定時に締め付けにくいってのと
ドライバー等でしっかり固定しても、天板のゴムがあまり効かないためかネジが緩みやすいのだ 
当初はシューのみを交換とも考えたんだけど、何か手はないかなぁと思案
で、解決策発見! 詳しくは下記します

この三脚を手にした方にオススメの改良 カモ

ゴム分解パーツ作りスペーサー比較

まずはゴムパーツを針等で持ち上げて台座から剥がします 両面テープ貼りなんで難しくないと思いますよ
このゴムパーツ仕込みの為に土台を彫り込んである部品に感心しますねぇ
で、0.5mmのプラ板で掘り込みにピタっとはまる部品を作成(上中央写真) コレは少しウデがいるかな?
勘のいい方ならもうワカルと思いますが、要するにゴムを かさ上げ してスプリングワッシャ的効果を発揮させるワケ
上右写真は標準時の高さ(手前)と加工後の比較です ほんのちょっとだけ飛び出てるのがワカルと思います
たった0.5mmゴムが飛び出るだけで問題点は解決します!
手締めでも十分に緩みにくくなるし、カメラ自体がまず回りだしません

完成!

万が一メーカーの方がご覧になっていたらひとつお願い
ココのパーツの切削プログラムを0.5mmだけ浅くできませんかね? それだけで全て解決します!
ゴムの形状もいじらなくていいからそうコストはかからないと思いますが、いかがですかね?

総括すると、手持ちのカメラがあまり大きくなく、持ち運びに苦労しないほどほどサイズの三脚をお探しの方には
ゼヒ一度実物に触れていただきたい三脚です 候補に挙げる価値アリっす!

最後は PRESENTED BY カミさん に感謝! 大切に使います!

サービスデータ

King FOTOPRO C-4i(シルバー)

段数:4段 全高:1460mm エレベータースライド:275ミリ 最低高:175mm 縮長:485mm 脚径:22mm 質量:1320g
推奨積載:3000g(参考値、重量バランスで値は小さくなる場合アリ)
※ 全てメーカー表記値です

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