ダイキ ドームシリーズ DP15 (ピンズの自作キット)

モノは試しで作ってみましたが、ナカナカいいっす!

LX3からのピンズ

先日作ってみたLX3用の画鋲ピンズもどきが思った以上に気に入り
例えばピンズ(ピンバッジ)の自作キットとかはないのだろーかと調べてみると
コレがあったんだよねぇ(笑) しかも年末に大ブレイク?した缶バッジマシンのメーカーから出てるのだ!
ただ、お手軽に作れる気はするものの、気になるのは出来上がりのたたずまい
まぁアレコレ考えるよかやってみるのがイチバン!
結論から言うと コレ なかなかいいカモ!

ダイキ ドームシリーズ DP15

画像の説明

コイツ(DP15)は15mm径の最小サイズにあたるヤツ
他にもピンズだと20・25mm径や楕円(30×17mm)などがあるようです
ただ、web上の情報がケッコウ乏しくて、素材感や各部の作りがイマイチわからなかったので
そのアタリをまずは自分なりに観察してみよーかなと

DP15_01

まずは金属パーツの方から 作りは見てのとーりなかなかちゃんとしたモノ
ピン受けに刻まれてる文字は BALLOU REG'D 130YEARS とあります 手芸屋さんなどでも取り扱いが多いBALLOU社のモノみたいだね ってコトはそれなりにちゃんとしたモノなのではないかと メッキのかかりは及第点といったトコロかな オモテ面には図案を接着するためにスポンジタイプの両面テープが貼られてます(下写真)
テープの厚みは0.9~1.0mm程度あり、スポンジタイプなだけに押すとフカフカ感がわずかにありますね

図案は15mmですが本体の外径は16mmで、厚みが1.6mmくらいかなぁ 背面のピン長は8mmあり、ピン受けと本体のスキマは3mm前後確保されてるから、多少厚みのあるモノにも使えそーな感じだね 逆に長すぎる場合は、あらかじめ穴を開けてからピンを少しカットしてやると、ピンズがくるくる回らなくていいカモ

DP15_02

次は表面を覆うクリアパーツ コレがどんな雰囲気なのかイチバン興味があったんだけど、ポッティングした樹脂みたいで、透明度が高くて素材自体には柔軟性があります かといってシリコンのよーなクニャクニャではなく、爪を立てるとくぼむけどすぐ元に戻るくらいのコシがあるといった感じ 傷がつきにくくていいかもね
で、裏は粘着面になっていて、ココに図案をピタっと貼り付けるのだな
つまり工程としては、このクリアパーツに図案を貼り付け、図案の余白を切り抜いた後、金属パーツに貼り付けるといった感じ 確かにコリャ簡単だ

15mm径となるとなかなか小さいから、図案作りの方が難しいかもね
あまりコチャコチャさせるよりかは、一文字だけドン!とかロゴマークだけなど
引き算の絵作りで的を絞るのが粋!のよーなそーでないよーな・・・
何はともあれ実践してみます!

工程01

とりあえず最近お気に入りの Life ロゴとワンコのロゴで作ってみます
写真だとわかりにくいんだけど、15mm径で薄く線を入れつつ一回り外径を大きくプリントしてます
このトキ、使う用紙は絹目調(写真用紙)がオススメらしいっす 理由は空気が抜けやすく
貼り損じしにくいからとのコトなんだけど、このアタリは作り手の修練次第かもね
で、クリアパーツをそーっと乗せて貼り付けます 乗せた段階では空気が入った感じになりますが
裏から押し付けるとクリアパーツが密着してくれましたね

工程02

クリアパーツの貼り付けが済んだら、周囲をカットします(左上写真)
個人的にはカッターナイフ使いが得意なんで、カッターで切り抜きましたが
ハサミの方がもしかすると曲線はキレイにいけるかもねぇ
右上写真は、出来上がった図案パーツを金属パーツに軽くあてた状態なんだけど
小口がイマイチだね プリント用紙の白い小口が厚みのためか目に付きます
多分しっかり押し付ければうまい具合に隠れそうなんだけど
少々出目金感?があるのが気になります コレはどーしたものか・・・

完成!

そこで思いついたのが、金属パーツの両面テープを剥がしちゃうコト(左上写真)
で、フィルムタイプの薄口両面テープで固定してやると
1mmの厚み分クリアパーツは奥に入るカタチになるから、出目金感が緩和されるのではないかと
で、アガったのが右上写真 なかなかいいでしょ?
何より気に入ったのが図案にかかるグラデーション クリアパーツの反射作用なのか
周囲がほんのり暗くなって、いい感じの陰影をつけてくれるのだ
グラデーションというよりはギターなどのサンバースト感といった方がいいかも

とまぁ少しイレギュラーな仕立て方ですが
自作ピンズキットはコチラのやり方次第でなかなか使えるのではないかと
で、もひとつ思いついたコトを実践してみます!

完成した手法・・・ ではないんだけど、よりピンズっぽくなりそうな予感

試作だけどカッコイイ・・・

いわゆるピンズって、金属地のくぼんだトコに色が付いていて
出っ張ったトコは金属地のままってのがほとんどだと思うんだけど(文字とかね)
この自作キットではプリントした図案を貼り付けるから
図案の自由度こそ高いものの、金属の質感はホントのピンズに及びません
まぁお手軽ゆえ仕方ない部分ではあるんだけど
ココを自分なりに掘り下げてみたトコロ、未完成ながら使えそうな方法に辿りつきました
上写真はその成功例となったピンズ 金属地の文字がなかなか好みっす
ココからはそのアタリの試行錯誤をちょっとだけ

カッティングシートver

その手法の基本は、当方定番のカッティングシートによる図案表現
多少の色分けならシートのパーツを入れ替えれば可能だし(左上写真)
シートの抜けた向こうで金属地を生かそうってワケ

失敗例

ただ、Ride のヤツは失敗だね(笑)
もう少し 引き算 のデザイン構成をする必要がありそうです
ただ、FPR(THE FUCKIN' PHYCOPATH RACING)の方は思いの外ステキ(右上写真)
そんなコトを踏まえつつ、PBC大将へのささやかなプレゼントも兼ねて、更なる応用を試してみます

Pドルフィン

それは、カッティングシートに塗装して色数を増やそうって試み
コレ自体は成功なんだけど、 P の部分を巡ってここまでの手法に問題発生!
ココまでやってきた図案はかなり小さい文字だったんで、特にトラブルがなかったんだけど
P 部分は抜け範囲が広すぎるのか、粘着面のチカラ関係が崩れるよーなのだ
具体的には、クリアパーツにしっかり貼られたハズの図案が
金属地に貼り付いたカッティングシートの粘着力に負け、部分的に浮いてくるのだ
そこの解決を巡って、計3個のパーツをムダにしちゃったんだけど
カンペキな改善とはまだ言えない状況だなぁ・・・
まぁ黙ってプリント用紙を貼っていればいんだけども
金属感は何とか残した表現にしたいし
耐光性や耐水性はカッティングシートの方が優れてるからね
更に追求してやる!
なんて思ったトコロで肝心の素材がネタ切れ・・・

使えるコトはワカッタんで、次は素材の大人買いだな(笑)

PINZ3兄弟

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